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ハヤカワSF

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2020年7月の記事一覧

豪華出演者でおくるアフターコロナのTV番組『世界SF作家会議』放映決定!

豪華出演者でおくるアフターコロナのTV番組『世界SF作家会議』放映決定!

7 月26 日(日)25時55分~26時55分より、『世界SF作家会議』がフジテレビ地上波(関東ローカル)で放送されます!

新型コロナウイルスの猛威が現実を変えてしまった2020年。このパンデミック後の世界、すなわち「アフターコロナの世界」は、果たしてどんな世界になっていくのだろうか? 先行きが不透明・不安定な日々が地球規模で続く中、ここに集結し、持てる想像力を駆使してパンデミックに立ち向かおう

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“モンスター”令嬢とホームズ、ヴィクトリア朝ロンドンで大冒険!『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』北原尚彦氏解説

“モンスター”令嬢とホームズ、ヴィクトリア朝ロンドンで大冒険!『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』北原尚彦氏解説

シオドラ・ゴスの長篇デビュー作にしてローカス賞受賞作『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』が発売となりました! 舞台はヴィクトリア朝ロンドン、父に続き母を亡くしたうら若き令嬢メアリ・ジキルは、殺人容疑で追われている謎の男ハイドに母が毎月謎の送金をしていたことを知る。いったいなぜ? メアリはロンドンで話題の名探偵シャーロック・ホームズとワトスンの力を借りて探り始めるが、背後にはさらなる

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新世代の海外SF傑作選、ついに始動!『2000年代・2010年代海外SF傑作選』~刊行にあたって~

新世代の海外SF傑作選、ついに始動!『2000年代・2010年代海外SF傑作選』~刊行にあたって~

SFマガジン2020年6月号は久しぶりの英語圏SF受賞作特集をお送りしました。お楽しみいただけましたでしょうか?

じつはこちらの編集後記にて、ちらりと告知をさせていただきました。

そうです、なんと『2000年代・2010年代海外SF傑作選』の刊行が決定しました! 編集を担当するのは、SFマガジン6月号の監修も担当された橋本輝幸さんです。
小川隆さんと山岸真さんが編まれた『80年代SF傑作選』、

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[恋]と[怪]どちらから読みますか? 伴名練『日本SFの臨界点』ふたつの序文

[恋]と[怪]どちらから読みますか? 伴名練『日本SFの臨界点』ふたつの序文

SF作家の伴名練氏が今、いちばん読んでほしい作品を集めたアンソロジー『日本SFの臨界点』。[恋愛篇][怪奇篇]という2つに分冊された本書の序文を同時公開します。恋と怪、あなたはどちらを先に読みますか?

日本SFの臨界点[恋愛篇]序文伴名 練

『日本SFの臨界点[恋愛篇]』をお届けする。本書は、SFであり恋愛成分を含む作品を中心に、私の好きな短篇を集めたアンソロジーだ。

 恋愛要素を絡めたSF

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【祝】シリーズ累計30万部突破! 『三体』の勢いが止まらない!!

【祝】シリーズ累計30万部突破! 『三体』の勢いが止まらない!!

先月なかばに第二部『三体Ⅱ 黒暗森林』が発売、『三体』フィーバーがふたたび日本列島を席巻しているなか、おめでたいニュースです!

『三体』シリーズ累計の部数が、紙版・電子版をあわせて30万部を突破しました! フー!

海外SFジャンルの単行本が、短期間でここまでのベストセラーになるのはとてもめずらしいことと思います。これも『三体』ワールドを愛してくださったみなさまのおかげです! ありがとうございま

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酉島伝法、3冊目にして初の作品集成!『オクトローグ』解説:大森望

酉島伝法、3冊目にして初の作品集成!『オクトローグ』解説:大森望

いよいよ発売となった『オクトローグ 酉島伝法作品集成』。本書の巻末に収録されている大森望さんの解説を公開いたします。発表した全著作で日本SF大賞を受賞する究極の独創的作家、酉島伝法の魅力とは?

『オクトローグ 酉島伝法作品集成』
装幀:水戸部功

解説 本書『オクトローグ 酉島伝法作品集成』は、『皆勤の徒』(二〇一三年)、『宿借りの星』(二〇一九年)に続く酉島伝法の三冊目の著書にして(連作を除く

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