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ハヤカワSF

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2019年6月の記事一覧

【#三体ニュース】3分でわかる、『三体』のスゴさ。そして……

【#三体ニュース】3分でわかる、『三体』のスゴさ。そして……

2019年最大の話題作、劉慈欣『三体』!

今回の #三体ニュース では「なんかみんな『三体』がスゴイって言ってるけど、いったい何がスゴイの?」という方のために、『三体』はここがスゴイ! という情報をまとめてお伝えします。

ココがスゴイ①数がスゴイ!『三体』は、2006年から中国のSF雑誌《科幻世界》に連載され、2008年に単行本として刊行された作品です。本が出るやいなや、人気が爆発。なんと《三

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【#三体ニュース】『三体』関連イベント開催&アニメ化決定!

【#三体ニュース】『三体』関連イベント開催&アニメ化決定!

来週に発売が迫った劉慈欣『三体』関連ニュースを連日お届けしています。本日のお知らせはこちら!

【劉慈欣著『三体』(早川書房)刊行記念
訳者・大森望さん×作家・藤井太洋さん
トークイベント】開催決定!

今回の刊行記念トークイベントでは、『三体』の訳者のひとりである大森望さんと、日本SF界の気鋭であり劉慈欣氏とも親交が深い藤井太洋さんに、本作の魅力を語っていただきます。もしかしたら、ここだけの裏話

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女性の「声」が剥奪されるディストピア的現在。クリスティーナ・ダルチャー『声の物語』評

女性の「声」が剥奪されるディストピア的現在。クリスティーナ・ダルチャー『声の物語』評

アメリカのあらゆる女性から、言葉が奪われた――。大統領の強制的な政策のもと、すべての女性の手首に、一日100語以上を喋ると強い電流が流れるワードカウンターがつけられた……。
「ありえない」世界を描いているはずなのに、読んでいるうちに背筋が寒くなってくる。もしかしたら、これはまぎれもなく、わたしたちが生きている「今・ここ」ではないのか?
“21世紀版『侍女の物語』"と激賞を浴びた、いま、この時代に読

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【#三体ニュース】劉慈欣『三体』書影公開!

【#三体ニュース】劉慈欣『三体』書影公開!

いよいよ発売が来週の7月4日(木)に迫った、2019年最大の話題作、劉慈欣『三体』。本日はついに書影を公開します!

物語の鍵となる紅岸基地を描いたイラストは、小川一水『天冥の標』、ブライアン・W・オールディス『地球の長い午後』などの表紙を手がけるコンセプトアーティスト、富安健一郎氏によるもの。
不穏な予感が忍び寄ってくる美しいイラストです!

ちなみに、表紙から袖、裏表紙までビヨーンと延ばすとこ

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奇才ハーラン・エリスンが編んだ伝説的SFアンソロジー『危険なヴィジョン〔完全版〕』全3巻刊行! 第1巻収録の高橋良平氏の解説を完全公開!

奇才ハーラン・エリスンが編んだ伝説的SFアンソロジー『危険なヴィジョン〔完全版〕』全3巻刊行! 第1巻収録の高橋良平氏の解説を完全公開!

アメリカSF界最大のカリスマ作家ハーラン・エリスンが、既存の欧米SF界に革命を起こすべく企画・編集した全篇書き下ろしのSFアンソロジー『危険なヴィジョン』邦訳版がついに完全刊行開始!

名作「世界の中心で愛を叫んだけもの」の著者として知られる英米SF界の奇才、ハーラン・エリスンが編み、アメリカで1967年に刊行された、33作収録の「思弁小説(スペキュレイティブフィクション)」巨大アンソロジー。邦訳

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