ハヤカワ・ミステリ

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ノート

デビュー作にして北欧ミステリの最高峰に。スウェーデンの人気警察小説〈グレーンス警部〉シリーズの第1作『制裁』 訳者あとがきを特別公開

訳者あとがき

 それはいかにも北欧らしい曇り空の、ある肌寒い夏の日のことだったという。
 アンデシュ・ルースルンド。スウェーデン公営テレビ局に勤務するジャーナリスト。
 ベリエ・ヘルストレム。十三歳で酒と麻薬の味を覚え、刑務所での服役経験もある男。

 経歴のまったく異なる二人が出会ったのは、ルースルンドが刑務所に関するドキュメンタリーを制作していたときのことだった。彼は取材の過程で、〈KRIS

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