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熊代亨『人間はどこまで家畜か』、篠田謙一『科博と科学』、島田雅彦『散歩哲学』の3点を刊行! 【未知への扉をひらく】ハヤカワ新書2024年2月刊ラインナップ【2月21日発売】

早川書房が2023年6月に立ち上げた新書レーベル「ハヤカワ新書」。2023年2月21日に発売予定の3点をご紹介します!


【2024年2月刊のご紹介】

熊代 亨『人間はどこまで家畜か――現代人の精神構造』

◎内容紹介
「自己家畜化」をキーワードに精神科医が読み解く、現代人の「こころ」の深淵

清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?

熊代亨(アイコン)

【著者紹介】
熊代 亨(くましろ・とおる)
1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。ブログ「シロクマの屑籠」にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』『「若作りうつ」社会』『認められたい』『「若者」をやめて、「大人」を始める』『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』『推し」で心はみたされる?』(近刊)など。

篠田謙一『科博と科学――地球の宝を守る』

◎内容紹介
クラウドファンディングで9.2億円(国内史上最高額)達成! 国立科学博物館館長がいま伝えたいこと
明治10年に創立した上野・国立科学博物館。どんな組織であり、研究員は日夜何をしているのか? 日本中が注目したクラウドファンディングの舞台裏とは? 新書大賞2023第2位『人類の起源』著者にして現・科博館長が明快に説き語る、「文化としての科学」論!

篠田謙一近影(撮影:古谷勝)

【著者紹介】
篠田謙一(しのだ・けんいち)
1955年生まれ。京都大学理学部卒業。博士(医学)。佐賀医科大学助教授を経て、国立科学博物館の研究員に着任。2021年より同館の館長を務める。専門は分子人類学。著書に新書大賞2023第2位を受賞した『人類の起源』のほか、『DNAで語る日本人起源論』『江戸の骨は語る』『新版 日本人になった祖先たち』など多数。

島田雅彦『散歩哲学――よく歩き、よく考える』

◎内容紹介
移動の自由を徹底的に行使せよ。十条・池袋・高田馬場・阿佐ヶ谷・登戸・町田・新橋・神田・秋田ほか歩きのめす!

人類史は歩行の歴史であり、カントや荷風ら古今東西の思想家・文学者も散歩を愛した。毎日が退屈なら、自由を謳歌したいなら、インスピレーションを得たいなら、ほっつき歩こう。新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴る徘徊エッセイ

島田雅彦近影(撮影:古谷勝)

【著者紹介】
島田雅彦(しまだ・まさひこ)
1961年生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒。法政大学国際文化学部教授。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、2016年『虚人の星』で毎日出版文化賞、2019年『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。近作に『パンとサーカス』『時々、慈父になる。』など。2022年紫綬褒章を受章。

★ハヤカワ新書が「CX AWARD」2023を受賞しました!

近年、あらゆる業界やビジネス領域において、プロダクトがサービス化する現象が進み、単なる物性価値を超えた体験価値・情緒価値こそがこの時代における価値の本質となっています。
そのような時代状況において、優れた顧客体験を設計、実現できたサービスやプロダクトを「CX AWARD」として表彰します。

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