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SFマガジン12月号「カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集」内容紹介

世界中で愛される作家、カート・ヴォネガット。1922年11月11日にインディアナ州インディアナポリスで生まれ、2007年に没したヴォネガットは『猫のゆりかご』『タイタンの妖女』『スローターハウス5』など多くの傑作を残してきました。その足跡を生誕100周年のいま振り返ります。

幻の未完作「ロボットヴィルとキャスロウ先生」&舌鋒鋭いエッセイ「最後のタスマニア人」というふたつの本邦初訳作品に加えて1984年の来日時にSFマガジンで行なわれたロング・インタビューを再掲。そして鼎談評論エッセイによって現在の視点からのヴォネガットを振り返りつつ、全邦訳作品のガイド記事も掲載!

ヴォネガット入門にも、掘り下げにもぴったりの1冊です。

SFマガジン2022年12月号
カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集
監修:大森望
10月25日(火)発売予定

●本邦初訳短篇
「ロボットヴィルとキャスロウ先生」カート・ヴォネガット/大森望訳

●本邦初訳エッセイ
「最後のタスマニア人」カート・ヴォネガット/桑原洋子訳

●インタビュー再録(SFM1984年8月号)
「カート・ヴォネガットは語る」インタビュアー:森下一仁

●鼎談
「ヴォネガット、大いに語られる」円城塔×大森望×小川哲

●評論
「分裂を生きる文学――戦後文学としてのカート・ヴォネガット」水上文

●エッセイ 
「わたしの好きなヴォネガット」
香山リカ/柴田元幸/邵丹/新城カズマ/ぬまがさワタリ/山崎まどか/YOUCHAN

●カート・ヴォネガット全邦訳解題
下村思游/冬木糸一/宮樹弌明/三宅香帆/吉田隆一/渡辺英樹

●全邦訳作品リスト

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特集以外にも津久井五月氏、斜線堂有紀氏による新作短篇、草上仁氏の短篇+デビュー40周年記念企画、丸屋九兵衛氏のアフロフューチャリズム論、『僕愛』『君愛』キャストインタビューなど盛り沢山。海外SFはジェイムズ・ヴァン・ペルト「ミネルヴァ・ガールズ」とイザベル・J・キム「帰郷は昇華の別名にすぎない」の2本を訳載、話題の新刊『グレイス・イヤー』の著者キム・リゲット氏への来日インタビューも掲載しています。

SFマガジン12月号は10月25日(火)発売です。


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