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【TV出演多数!】『サーキット・スイッチャー』著者の安野貴博さんとは?

第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞したSF作家であり、AIエンジニアとして岸田総理とAI技術についての意見交換会に出席以降、多数のTV番組に出演されている安野貴博さん。
そんな安野さんとは何者なのか? この記事でまとめてご紹介いたします。

安野貴博さん

TV番組に多数出演

2023年5月9日に岸田総理との車座対話にてディープフェイクのリスクについて語って以降、各局の情報番組でも取り上げられました。


TV番組出演歴

・2023年5月17日 ABEMA「ABEMAヒルズ
・2023年5月23日 フジテレビ「めざまし8
・2023年5月24日 TBS「ひるおび
・2023年5月28日 TBS「サンデーモーニング
・2023年5月29日 TBS「Nスタ
・2023年6月1日 テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)
・2023年6月4日 フジテレビ「日曜報道THE PRIME
・2023年6月6日 テレビ朝日「モーニングショー
・2023年7月2日 テレビ朝日「新世界 メタバースTV!!

各番組では別人の声マネができるマスクをつけた姿で登場し、生成AIを活用して岸田総理からアナウンサー、芸人の声マネまで行っています。

著者経歴

安野 貴博(あんの たかひろ)
1990年生まれ、東京都出身。機械学習を専門とする東京大学工学部松尾研究室を卒業。
優秀なソフトウェアエンジニアとして2015年度未踏スーパークリエイター(1)に認定され、チャットボットソリューションの株式会社BEDORE(現PKSHA Communication)の代表取締役を務めた。
2018年には「未来の社会インフラとなるリーガルテクノロジーをかたちにする」というミッションを掲げ、リーガルテックスタートアップのMNTSQを創業(2)。
ほかにも、ヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」と人間の漫才コンビ「ペッパーズ」を結成。自身がプログラムしたロボットを出場させた2015年のM-1グランプリでは、ロボットとしては史上初の2回戦進出を成し遂げた。

(1) 経済産業省が独立行政法人情報処理推進機構(IPA)を通じて取り組む未踏事業(未踏IT人材発掘・育成事業)にて、特に卓越した能力をもった者を認定している。
(2) 同社は2023年4月に退社。

著者受賞歴

・2019年 「コンティニュアス・インテグレーション」が第6回日経星新一賞一般部門優秀賞を受賞。
・2021年 「サーキット・スイッチャー」が第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞。

著作紹介

サーキット・スイッチャー

あらすじ
完全自動運転車が普及した2029年の日本。自動運転アルゴリズム開発会社の社長・坂本は、仕事場の自動運転車内で突如拘束された。襲撃犯はその様子をライブ配信し首都高の封鎖を要求、さもなくば車内に仕掛けた爆弾が爆発すると告げる……迫真のテクノスリラー。

安野貴博『サーキット・スイッチャー』
定価:1870円(税込) 四六判単行本

デビュー作にして、著者経歴に裏打ちされたリアルな近未来が舞台のサスペンス小説。AIにはトロッコ問題をどう判断するのか? AI技術の急速な発展は手放しに礼賛できるか? AI技術が発展した近い将来に我々が直面する”テクノロジーと倫理の問題”を考えさせられます。
本作の試し読みは以下記事から。


AIとSF』収録作「シークレット・プロンプト」

あらすじ
国家が構築した大規模ニューラルネットワーク《ザ・モデル》によって平穏な生活が送れる一方、国民すべてが監視される世界。そこで起きた連続誘拐事件は謎だらけだった。犯人は完璧な監視システムをどう欺あざむいたのか。しかもなぜ中学生ばかりが狙われるのか。そしてある日主人公の少年のガールフレンドも忽然と姿を消す。

日本SF作家クラブ編『AIとSF』
定価:1452円(税込) ハヤカワ文庫JA

『サーキット・スイッチャー』と同じく”テクノロジーと倫理の問題”を考えさせられるSFミステリ。個人の幸福と社会の安定が天秤にかけられたとき、AI技術が進んだ社会ではどのような思想が生まれるのか? 短いながらも深い問題提起をはらんだ作品です。

2084年のSF』収録作「フリーフォール」

あらすじ
思考加速技術が普及した世界。主観思考速度をとんでもなく加速させた主人公は、量子ネット上のワールドで友人のカルロスとチェスに興じていた。そんな彼に、恋人から連絡が届く。彼女は実世界、実時間で暮らす普通の人間。二人は主観時間のズレを超えて会話する。しかしその会話で彼は、彼女に別れを告げなければならなかった。

日本SF作家クラブ編『2084年のSF』
定価:1320円(税込) ハヤカワ文庫JA

こちらは人間とテクノロジーの在り方について可能性を感じさせる一篇。なぜ彼は思考を加速させているのか? なぜ彼女と別れを告げなければならないのか? 思考加速技術が普及した社会ならではの展開に膝を打ちます。

2023年7月12日まで『サーキット・スイッチャー』と『2084年のSF』はkindleセール中にて50%OFFで購入可能です。
安野さんの著作が気になった方は、ぜひこの機会にお買い求めください。