6/7発売 ”新劇の巨人” 特集の告知! (『悲劇喜劇』24年7月号)
歌舞伎や新派など既存の演劇形式とは
別の新しい表現を志向した「新劇」。
2024年は、その新劇の拠点として、
築地小劇場が誕生してから100周年。
さらに劇団俳優座創立80周年、
俳優座劇場誕生70周年、
劇団青年座創立70周年、
東京演劇アンサンブル創立70周年、
青年劇場創立60周年、
紀伊國屋ホール開場60周年、
劇団朋友創立30周年にあたり、
新劇界にとって大きな節目である。
新劇の何が特別で、どのような未来を見据えているのか。
今の演劇界における新劇の役割とは何か。
新劇界の地均しを食い止めるために何をするべきなのか。
『悲劇喜劇』24年7月号では、新劇界を長年見守ってきた劇作家・評論家から、
令和における「新劇の巨人」を目指す注目の若手まで、
心臓を捧げる演劇人たちの現在地を調査する。
▽掲載戯曲はこちら
『白き山』 古川健
6月6日(木)~16日(日)@下北沢・駅前劇場で上演
『夜の来訪者』 作=J・B・プリーストリィ 翻訳=内村直也 脚本=八木柊一郎
『ケエツブロウよ ー伊藤野枝ただいま帰省中』 作=マキノノゾミ
▽特集=新劇の巨人 ――築地小劇場から100年後の現在地
「やりたいことをやんなさい」精神を大切に
亀田佳明 聞き手=濱田元子 8
那須凜、ただいま青年座帰省中。 那須凜 12
文学座アトリエとの出会い sara 14
文化座に根ざして 藤原章寛 16
点と点を繋げて 長木彩 18
もっと深く、もっと面白く 内藤裕子 20
〝遠回り〟を見てくれる劇団 小泉将臣 22
あらためて「新劇」を 宮澤一彦 24
女7人の『海戦』
〜築地での上演から一世紀を経て 生田みゆき 26
『青猫物語』のころ マキノノゾミ 28
DNAを受け継いで 有馬理恵 聞き手=杉山弘 30
コスパ・タイパ重視の世の中で、新劇と新聞社は 三宅令 32
一人が一人を…… 杉村春子 34
「海戦」回顧 千田是也 36
昔のこと思い出しながら 矢野誠一 40
『築地小劇場』と日本の歴史 編集部 42
新劇の系譜 編集部 44
未完の築地小劇場
─百年後の現在地とは 内田洋一 46
●書評
ウィキッド(上・下)
──誰も知らない、もう一つのオズの物語 町田麻子 97
■寄稿
諦めさせないのは誰か
──『ライカムで待っとく』再演を前に思うこと 兼島拓也 98
●連載
シーン・チェンジズ
長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩 100
■演劇時評
山内則史・伊達なつめ(第一回)
KAAT神奈川芸術劇場『スプーンフェイス・スタインバーグ』
PARCO『リア王』東宝
キューブ『骨と軽蔑』
ホリプロ ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』
エーシーオー沖縄・名取事務所『カタブイ、1995』 PARCO『TIME』
梅田芸術劇場『ミュージカル VIOLET』
シス・カンパニー『カラカラ天気と五人の紳士』
Q『弱法師』
CoRich舞台芸術!プロデュース『イノセント・ピープル〜原爆を作った男たちの65年〜』
ホエイ『クチナシと翁』 MONO『御菓子司 亀屋権太楼』