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【22万部突破】子どもが絶対にわらう絵本『えがないえほん』ってどんな本? 読み聞かせのコツは?

【検証動画】読むだけで本当に子どもは笑うか? 『えがないえほん』を読み聞かせてみた。読み方のコツと効果もご紹介!

こちらは、訳者の大友剛さんによる読み聞かせ動画です。

子どもが絶対にわらう本!?『えがないえほん』読み聞かせ(YouTube)

この動画は、訳者・大友剛さんが5~6歳の子どもたちに読み聞かせもの。本書は、発売にさきがけて、全国18箇所、2000人以上の子どもたちに読み聞かせながら作っていきました。

えがないえほん帯付

作:B・J・ノヴァク 訳:大友剛 早川書房

ふきげんな子どもも、ごきげんに!

大友さんによる読み聞かせ動画第2段も公開。

たった一言で子どもが笑う!『えがないえほん』読み聞かせ(YouTube)

冒頭では、ちょっと退屈そうにアクビしていた女の子が、読み進めるうちに大笑い! どんどんのめり込んでいっていますね。

第2段の動画では、大友さんの読み方や抑揚のつけ方、表情なども見られます。読み聞かせの参考にしてみてください。

子どもを大喜びさせる秘訣は?

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この本には、絵が一切ありません。絵がない本は、小さな子どもたちには向かないように思えます。

ですが、この本は、たった1 つのルールによって、子どもたちの心を摑んでいます。

そのルールとは「書かれている言葉を、声に出して読むこと」。どんな言葉を読むことになるのか、ぜひ動画をご覧ください。

◆翻訳者・大友剛さんが語る『えがないえほん』

◎読み聞かせのコツ
「読み聞かせるには技術が必要そう」という声も耳にしますが、そんなこともありません。
大人が子どもに「言ってはいけない」と教えている言葉を、大人が戸惑いながら読むのが面白いので、照れながら読んでも、子どもたちは笑ってくれると思います。
この本は、お笑いの台本のようなものです。大きな文字が「ボケ」で、小さな文字が「ツッコミ」です。
ボケは大きな声ではっきりと発音し、ツッコミは戸惑ったり、イヤイヤ読んだりすると、より効果的です。

◎子どもへのリスペクト
『えがないえほん』は、ただ面白いだけではありません。
著者のB・J・ノヴァクさんの「子どもへのリスペクト」が中盤に登場します。
そこには「じんるいのれきしのなかで いちばんすばらしい こどもである」と書かれています。
この箇所を読むと、子どもたちが思わず「イエーイ! 」とVサインをするんです。
「きみたちはそのままですばらしい子どもなんだ、自信を持っていいんだ」という、著者の思いが伝わっているのだと思います。

本書は、親子で思いっきり笑い合える絵本です。
お子さんとのコミュニケーションを考えるきっかけにしてもらえるとうれしいです。

年間250本の公演を行う「読み聞かせのプロ」

『えがないえほん』を翻訳し、読み聞かせを手がけた大友剛さんは、全国各地で「マジックと音楽と絵本ライブ」を年間250本も行っています。

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(写真 相澤心也)

大友さんの公演情報は、こちらのページからご覧いただけます(大友剛公式サイト)。

読み聞かせはもちろん、マジックや演奏が楽しいライブを全国各地で行なっていますので、ぜひご参加ください!

いろんな読み聞かせの仕方で楽しめる

原著者のノヴァクさんによる動画は350万ビュー!、と世界中で大人気。

本書は、アメリカの俳優・監督・コメディアンであるB・J・ノヴァクさんが執筆し、全米各地で読み聞かせを実施した、全米70万部超のベストセラーです。

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◆著者 B・J・ノヴァク(B.J.Novak)
俳優、コメディアン、作家。ハーバード大学で英文学・スペイン文学を専攻。人気TV ドラマ「ザ・オフィス」
に出演するほか、脚本家・監督としても参加。著書に、短篇集『愛を返品した男』(早川書房刊)。

◆訳者 大友 剛(おおとも たけし)
ミュージシャン、マジシャン、翻訳家。翻訳絵本に『ねこのピート』シリーズなどがある。

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B・J・ノヴァク/大友 剛訳『えがない えほん』は、11月21日より全国書店、ネット書店で発売!

◎大友剛さんの読み聞かせ絵本