迫真の報道×警察小説『ダークナンバー』続篇、登場!
横正賞作家・長沢樹氏のヒット作、『ダークナンバー』の続篇にあたる『イン・ザ・ダスト』が刊行されました! 長沢氏のデビュー10周年にあたる作品です。
警察組織になじめない心理分析官・渡瀬敦子と、報道局で異端とされながらも記者魂をもってあがく土方玲衣が奇妙なタッグを組み、関東近郊を震撼させる連続凶悪犯罪に挑む「警察×報道小説」。
『イン・ザ・ダスト』
長沢 樹
本体1000円+税
ハヤカワ文庫JA 好評発売中
・報道と警察の現場のリアルな描写
・魅力的なふたりのヒロイン
・複雑で巧緻なプロット
・読者を引き込む高いリーダビリティ
など、前作『ダークナンバー』では、各紙誌や書評子から絶賛されました。
前作と書評家陣の推薦は、こちらの
「最強評論家陣、大推薦! 緊迫の報道×警察小説刊行『ダークナンバー』」
のnote記事をご覧ください。
さて、本作『イン・ザ・ダスト』の気になる内容ですが――
警視庁分析捜査係の渡瀬敦子は墨田区で起きた男性の轢死事件を追っていた。
男は生きたまま線路に横たえられて轢かれたという。
一方、東都放送報道局で働く土方玲衣は過去の地下鉄駅爆破テロ映像を入手する。
だが、そこには不自然な改竄の跡が。
さらに番組編集中に見つけた動画が敦子の扱う列車殺人と奇妙な繋がりをみせ……
塵のように積もるいくつもの事件から、二人が辿り着いた恐るべき真相とは?
前作から、さらに先の読めない怒涛の展開です。
引き続き、著者の足を使ったガチ取材に基づく地図満載。
あなたの住む町も殺人現場になっているかもしれません。
『ダークナンバー』未読だよ、という方も、もちろん本作からお読みいただいても問題なしです。
手に取りやすい文庫オリジナルでお送りする、今シーズンを代表するミステリ作品となっています。
敦子と玲衣が挑む「連鎖する殺人ショウ」を、ぜひ目撃してください!
長沢 樹(ながさわ いつき)
新潟県生まれ。2011年、『消失グラデーション』で第31回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。2013年、『夏服パースペクティヴ』で第13回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。2017年に上梓した『ダークナンバー』(早川書房)はダブル・ヒロインの力強い魅力とリアルな筆致と巧緻なプロットで各紙誌で絶賛された。その他の著作に、『月夜に溺れる』『リップステイン』『龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ』など多数。