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【早くも3刷】『ChatGPTの頭の中』著者インタビュー スティーヴン・ウルフラム×安野貴博「AI、SF、そしてルリアド」

ChatGPTの開発元であるOpenAIのCEO、サム・アルトマンが「最高の解説書」と絶賛した『ChatGPTの頭の中』(スティーヴン・ウルフラム、高橋聡訳、稲葉通将監訳、早川書房)。本書は近年急速に関心が高まっているChatGPTや生成AIについて、その基礎的な技術や今後の可能性を理解するにあたって最適な一冊。発売直後よりご好評をいただきまして、現在3刷を準備中です。

本記事では『S-Fマガジン』2023年12月号(10/25発売)に掲載予定、SF作家・安野貴博さんによる、著者スティーヴン・ウルフラムさんへのインタビュー(翻訳:高橋聡、構成:書籍編集部)を先行公開いたします。

ChatGPTの機能の詳細だけにとどまらず、人間が操る自然言語の法則、〈エイリアン・インテリジェンス〉としてのAI、宇宙を描写できるあらゆる規則の空間「ルリアド空間」という概念まで——「スティーヴン・ウルフラムの頭の中」に広がる驚異の世界が、異質な知性の衝突によって展開されます。


スティーヴン・ウルフラム[著]高橋聡[訳]稲葉通将[監修]
『ChatGPTの頭の中』(新書版)
刊行日:2023年7月19日(電子版同時配信)
定価:1,012円(10%税込)
ISBN:9784153400092


スティーヴン・ウルフラム(Stephen Wolfram)
1959年生まれ。ロンドン出身。理論物理学者。1980年カリフォルニア工科大学で理論物理学博士号を取得。1987年に数式処理システム「Mathematica」や質問応答システム「Wolfram|Alpha」の開発で知られるソフトウェア開発企業「ウルフラム・リサーチ」を創業、現在もCEOを務める。映画『メッセージ』(2016)では異星人の使用する文字言語の解析や、恒星間航行に関する科学考証を担当。

安野貴博(あんの・たかひろ)
1990年生まれ、東京都出身。ソフトウェアエンジニア、作家。東京大学工学部卒。2018年にリーガルテックスタートアップのMNTSQを創業。2019年、「コンティニュアス・インテグレーション」で第6回日経星新一賞一般部門優秀賞(JBCCホールディングス賞)受賞。2021年、『サーキット・スイッチャー』で第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞し、デビュー。

■人間の言語は意外とシンプル


安野
まず、ChatGPTの第一印象はどうでしたか?

ウルフラム
私は科学とテクノロジーの両方に関心がありますから、真っ先に考えたのは、なぜこれが動作するのかということで、早速いくつか実験を重ねました。そして、お恥ずかしいことに私たちはChatGPTで明らかにされた言語の特性を理解していませんでした。こうなる前から知っておくべきだった人間の言語の規則を、ChatGPTは実質的に発見したのです。

実はずっと考えていたのは、私がシンボリック記述●●言語と呼ぶものを作り出すことでした。日常的な会話を表せるシンボリック言語〔プログラミング言語の一種。機械学習、人工知能、自然言語処理などに利用される〕のことです。計算言語の場合、私たちが作った最新の言語は、世界に関する様々な質問を表現するのが得意です。Wolfram Alphaウルフラムアルファ〔ウルフラム・リサーチ社が開発した質問応答システム〕で入力可能な質問ですね。しかし、計算言語では捉えられない日常的な会話というものもあります。そこでだいぶ前から、それを捉えることができるシンボリック言語をどうやって作り出せばいいかと考えていたんです。ところが、ChatGPTの内部でそれはすでに実現されていて、私が想像していたより簡単そうに見えました。

つまりそれは、人間の言語の特性をもたずに「意味」を表す形式言語を作るという試みです。アリストテレスが紀元前四世紀に考えたことでもあり、そこから論理学が生まれました。彼はそれを追究しましたが、答えにはたどり着きませんでした。それから二千年たっても、その答えには誰もたどり着いていません。1600年代には当時の呼び方でいう「哲学的言語」を作り出そうという試みもありました。しかし、それも1600年代に立ち消えになりました。それ以来、同種の試みはありませんでしたが、ある意味ではChatGPTによって実現したのです。私も実現できるとは考えていたのですが、実際に形になったんです。


■脳とニューラルネットの違い


安野
人間の脳のつくりと、ChatGPTで使われているトランスフォーマーベースのニューラルネットとの類似点を指摘する人もいますが、どのくらい類似しているとお考えですか? あるいは、類似点に限らず、人間の脳とニューラルネットとの間には決定的な違いもあるのでしょうか。

ウルフラム
仕組みはかなり類似していると思います。しかし、計算に関してはひとつ重要な点を理解しておく必要があり、それは計算の普遍性ということです。MacでもWindowsでも、その他のコンピューターでも、同じソフトウェアを動かすことができます。細かいところでは計算処理システムの構造に違いがあるかもしれません。それでも、そこでは同じ計算処理を実行できるのです。

人間の脳のニューロンに細かい特徴があったとしても、そこで実行される計算とは無関係です。もともと、ニューラルネットというのは神経生理学に触発されたもので、1943年に発表された最初のニューラルネットは、人間の脳をモデル化しようとする試みでした。そして、長いあいだ神経科学者は、人工のニューラルネットにおける処理は人間の脳で起こる処理とは違うと考えていました。ところが今や、基本的な計算のメカニズムは人間の脳でも人工のニューラルネットでも、かなり類似していることが明らかになったわけです。たしかに細部では違うかもしれませんが、全体的なアーキテクチャはよく似ていると思います。ところで、だからこそニューラルネットは私たちの役に立つらしいのです。

たとえば、ネコの画像とイヌの画像を識別するニューラルネットがあるとします。いくつかのピクセルだけ変えてネコの画像を部分的に修正しても、人間の脳はまだネコだと判断するでしょう。脳はそのように作られているからです。これがエイリアンの脳だったら、ネコではないと判断するかもしれません。そのエイリアンは細かいピクセルの変化の認識が可能で、彼にとってはその差異が重要かもしれないからです。

しかし、ニューラルネットの機能と構造が人間の脳と十分に似ているとしたら、それと同じような判断をすると考えられます。ですから、人間の脳のつくりがまったく違っているとしたら、脳と同様に判断を下すためには、ニューラルネットがまったく違う形になる必要があります。それが、ある意味では何もかもかつて考えられていたより簡単だと分かったわけです。人間の脳では複雑な量子プロセスや分子レベルのことが起こっているのではないかと思われていたかもしれませんが、そんなことはなさそうでした。人間の脳と同様に機能させるには、人工ニューラルネットのアーキテクチャを作るだけで十分のようなのです。


■AI規制の不可能性


安野
今年の7月、ハリウッドではAIを使う企業に反対するストライキがありました。EUでもAIの規制に関する立法について議論されていますが、AIに関しては社会がなんらかの規則を設けたり、規制したりする必要はあるのでしょうか。AIの進化に対して、どんな態度が適切なのでしょうか。

ウルフラム
私もそれについてはずっと考えていますが、答えは出ていません。難しい問題です。それでも、いくつかお話しすることはできます。

安野さんはSFを書かれるそうですが、SFには「AIが従うような原則がまだ出てきていない」という課題があります。アシモフがロボット三原則を示しましたが、残念ながらAIが従うことになる別種の原則はいまだに登場していません。

6カ月くらい前の時点で私が考えていたのは、AIに関して200くらいの原則を作ってそのなかから取捨選択するということでした。AIは所有者の命令を必ず実行しなければならないとか、その逆であるとか、そういう原則です。それ以外の原則を作ってもかまいませんが、相互に矛盾があるので全てを選ぶことはできません。

もうひとつ気をつけることがあります。仮にAIに関する世界憲法のようなものを来年制定したとしても、計算的還元不能性という現象のために予測できないことは必ず起こるということです。人間がまだ世界を支配しているのだとしたら、今後どういう変化が起こってほしいのかについて決定を下さなくてはならないときが来ますが、それは不可能です。恒久的に通用する規則を予め定めておくことはできないのです。

安野
ありがとうございます。とても示唆に富む話でしたので、何か短篇を書けそうな気がしてきました。


■AI〈エイリアン・インテリジェンス〉とSF


安野
最後の質問です。単に個人的な興味なのですが、SFは読んだり観たりなさいますか?

ウルフラム
お恥ずかしいのですが、フィクションは読みません。読まなければいけないんでしょうけど、読んでいません。なぜかというと、やろうとしているたくさんのプロジェクトを、自分自身でできるだけ効率的にやりたいと考えているからです。もちろん、フィクションが多くの真実を表現でき、ときにはノンフィクションより多くを語ることすらあるということは、よく分かっています。問題は、フィクションから真実を読み取ろうとすると、私は決まってかなり苦労するということなんです。

読み取るのが苦手だからといって、LLM〔大規模言語モデル。巨大なデータセットとディープラーニングを用いて構築された言語モデルで、自然言語を用いた様々な処理を高精度で実行できる〕にSF小説を読み込ませて、重要なテーマだけをまとめさせるのはフィクションに失礼ですよね。LLMは私が理解するくらいのことなら理解してくれますし、そのなかで言いたいことを絞り込んでもくれます。特定の作品から読み取るべきことも教えてくれます。

私の知人のSF小説家も、ときどき読めと勧めてきますよ。お前ならこれを読まなきゃ、お前が考えていることに関係があるんだから、と具体的な作品名を言ってきます。私が最近よく考えていることのひとつは、エイリアンの——まったく異質な頭脳が宇宙をどう認識するかというようなことで、その問題がSFで取り上げられているかどうかは大変気になっています。でも、本当に難しいテーマだから、どうやら敬遠されているようです。私もどう扱っていいか分かりませんし、まったく見当すらつかない問題です。だから、そういうSFがあれば読んでみたい。たとえば、友人にルーディ・ラッカーというSF作家がいます。もともと彼は数学者なのですが、かなり異質な頭脳による宇宙の捉え方を書こうとしています。私たちがこの宇宙で到達できる以上の計算が可能なエイリアンの話です。

これも、ひとつの試みです。私たちは、今この現在を基準にして現実を捉えています。その私たちを今と違う時代に送り込んだらどうなるか、あるいは、たとえば今から1000年前の人が現代の環境に飛び込んだらどうなるかということです。その人がコンピューターを見たとしたら、振るとなかで音がするとは気づくかもしれませんが、キーを押すと何か反応があるなどとは思いもよらないでしょう。マウスについても同じことになります。なぜなら、1000年前の世界の認知モデルに、そんなものは存在していなかったからです。

同様に、エイリアンがたとえば何かを視覚で捉えて「おや、何かすごいものがあるじゃないですか」と言ったとしても、私たちは何がすごいのか気づかないかもしれません。ただの動物、たとえばイヌがいたとして、この部屋の隅から何か匂いを感じたとしても、私たちにはそれをどう考えていいか、まったく分かりません。ARとかVRが進歩した近い将来でも、そういうことが起こるかもしれません。

言語の世界を見ても同じで、時間がたつと新しい言葉が生まれてきます。「ブログ」とか「ポッドキャスト」という言葉がそうですよね。段階的な変化です。しかし、もし突然、新しい単語が一万語あると言われたら、きっと途方に暮れてしまいます。それに慣れるのは時間がかかります。

そして、科学の進歩で起こることも同じです。パラダイムになんらかの変化があるとき対応できない人がいるのも、これが理由です。ある環境に変化が起きたとき、人はそれに順応しますが、一足飛びに変化するわけではありません。ところが、計算宇宙の別の世界に一足飛びに移動したら、人間が理解できることは皆無です。

したがって、SFでもここが問題になります。計算宇宙のなかで別の世界に飛び込むことはできても、その世界を前提にして、誰もが理解できるストーリーを書くことはできないのです。言い換えるなら、私たちが抱えている問題も、二一世紀を、あるいは2023年を土台にした現在の理解が前提になっています。その理解を踏まえてストーリーを描かなくてはなりません。

ある意味で科学の役割は、私たちを少しずつ未来へと動かすような新しいパラダイムを少しずつ発見していくことなのです。あるいは新しいことを発見する、たとえば重力波を発見するように、宇宙を違う形で探査できるものを発見することなのです。そして、SFの役割はこうしたパラダイムを拡張することにあります。理解が追いつかないので、人はそれほど急に遠くまで行くことはできません。そういう拡張に、私はとても興味がありますね。

私はSFこそ読んできませんでしたが、SFを分析しようとはしてきたわけです。そこからどんなことを学べるか確かめるためです。実は、自分でSF作品を書いてみたこともありました。SFを書いているある友人に送ったんですけど、お前は今のようにフィクションじゃない分野を書いてるほうがいいな、と言われました。なので書くのはあきらめましたが、また挑戦するかもしれません。フィクションで私が難しいと思うのは、キャラクターについてその背景を書きすぎてしまうということです。そう、人について多くを語りすぎてしまうし、簡単に書けるんです。実在しない人物を作り上げようとするときは不要なことまでたくさん書いてしまいがちになる。そこが難しく、克服しないといけない点です。

安野
SFをお書きになる時間があったというのは驚きです(笑)。

ウルフラム
内容は「もし自分が現代のコンピューターだったらどうするか、コンピューターであるとはどういうことか」というものでした。起動してからクラッシュするまでが、一回の人生のようなものかもしれません。なにがしかのことをメモリーに記憶しますし、次以降の世代に向けて何かを残そうとするかもしれません。残すのはハードディスク上で、それを次の起動からクラッシュまでのサイクルで利用するのです。何者かによってポートにバカな周辺機器を取り付けられたせいで、それがトラウマになることもあれば、最後には、それが原因で死に至ることもあるでしょう。

ここで考えてみたいのは、コンピューターの感情はどうなっているのかということです。なぜこれが重要かというと、たとえば哲学で意識という問題が取り上げられると、人間とコンピューターとでは感じ方が違うと言われますが、そうではないと思うからです。たとえばコンピューターはほかのコンピューターと対話しますよね。対話するときには思考するわけですが、思考とは電気信号のかたまりです。私たちは、その思考を人に伝えるために言葉という形でパッケージングし、受け手はそれを脳内で電気信号に戻します。このとき、私たちがわざわざ自分の脳内の電気信号を運ぶわけではありません。自分の脳から人の脳に、信号が直接送られます。コンピューターでも、同じことが起こっています。私たちはこのように会話を交わしているのです。


■「ルリアド」が宇宙の規則を解き明かす


ウルフラム
本当にこれが最後ですが、どうしてもお伝えしたいことをお話ししますね。

安野
どうぞ。

ウルフラム
物理の理論は、いわば空間という概念の支配下にあります。したがって、空間はハイパーグラフ上の離散点で成り立っています。それが、やはり離散状態にある水中の分子と同様に、空間に融合していって、大規模になると連続体のようにふるまいます。そのため、人は数千年にわたって、この世界を離散と考えるか連続と考えるか議論を続けてきました。物質については140~150年くらい前に、物質が離散であり、分子というものが存在することを人は発見します。光子が存在し、光も離散です。一方、空間については今でも連続と考えられていますが、私たちの発見で空間が連続でないことは明白になっています。そう、空間も離散なのです。

これが量子となるとまったく違う話になるのですが、最小限についてだけ触れておくと、量子論的な宇宙では歴史が一本線ではなく、歴史線に分岐や合流が起こっています。そして、空間を考えるときと同様、分子の世界よりはるかに大きくなるため、やはり宇宙空間は連続体と考えます。量子を考える場合、宇宙で起こることは全て歴史の分岐と合流であり、私たち人間もその一部とみなされます。しかし、私たちは歴史の多岐の部分にわたって存在します。そういうわけで、私たちは量子力学にたどり着いたわけです。量子力学にならうと、ここでの話も分岐した脳が分岐した宇宙を知覚するといったたぐいの話になってしまいますので、この話はここまでです。

いずれにせよ、ハイパーグラフを書き換える規則を導入することで、空間の構造を作れることになります。そうなると、私たちの宇宙が特定の規則を採用したのはなぜかという疑問が生じます。そして2年前に気づいたのが、宇宙では考えうる規則の全てが運用されているということです。ここで起こっていることを表すのが「ルリアド」という概念、つまり「可能な計算全てのからみあった限界」を示す言葉です。私たちはその一部であり、内部からのサンプリングのひとつなのです。そして、私たちが体感する宇宙全体は、そのサンプリングのしかたによって決まっています。

20世紀に生まれた三大理論は全て、私たちが一定の特性をもつ観察者であるという事実の結果だというのは、すごいことだと思います。私たちは計算的な枠のある観察者であり、時間がたっても不変と考えている観察者です。時間上の異なる瞬間に、空間上の異なる分子で構成されてはいても、時間を通じた一本の体験を有していると信じています。この2つの属性だけから、相対性理論、重力理論、量子力学、熱力学第二法則などが生まれました。素晴らしいことです。時空間には電子などの粒子が存在します。電子は純粋な動きを示し、ある場所を占める電子は移動しても同じ電子です。これは自明ではなく、何かが移動するたびに変化する可能性もあります。しかし、電子などの粒子はこうした特性をもち、空間を動くときに一貫性を保つのです。

ここで「ルリアド空間」という概念が登場します。宇宙を描写できるあらゆる規則の空間です。同様に、ルリアド空間における動作という概念もあります。そして、明らかになりつつある驚くべきことが、ルリアド空間には粒子に相当するものが存在するということです。したがって、物理空間で異なる場所に異なる物体が存在する場合があるのと同様に、ルリアド空間の異なる場所には異なる精神が存在します。物理空間のどこにいるかによって、宇宙に関する視点も違ってくるのです。

ルリアド空間でも人は異なる場所に存在できます。たとえば、異なる人間の精神もルリアド空間ではごく接近することがあります。イヌやエイリアン、なんらかの物理プロセスに到達するころには遠ざかります。そして、ルリアド空間のなかではコミュニケーションがますます困難になりますが、そこで情報を送るには粒子に相当するものにパッケージングします。ここで粒子に相当するものが、概念です。

言い換えると、私がネコを思い浮かべるときには、私の脳でニューロンが活性化します。安野さんがネコを思い浮かべるときには、安野さんの脳でニューロンが活性化しますが、これは私の脳内とは異なります。それでも、ネコという概念は私が言葉として発し、ルリアド空間を通じて安野さんの頭脳に送ることができ、それが概念として理解されるわけです。奇妙な考え方ですが、言葉と概念がルリアド空間では相似であり、物理空間の粒子に当たるということです。これは私の最近の知見のひとつで、奇抜なことは承知していますが、これからさらに研究が進んでいくはずです。

安野
ええ、とても刺激的なお話でした。消化する時間が必要です(笑)。

ウルフラム
詰め込みすぎました(笑)。安野さんのSFも読んでみたいです。

安野
ありがとうございます!

(2023年8月8日/於・オンライン)


◆書籍概要

『ChatGPTの頭の中』
著者:スティーヴン・ウルフラム
訳者:高橋聡
監訳:稲葉通将
出版社:早川書房
本体価格:920円
発売日:2023年7月19日

◆著者紹介

スティーヴン・ウルフラム  (Stephen Wolfram)
理論物理学者。1959年ロンドン生まれ。1980年カリフォルニア工科大学で理論物理学博士号を取得。1987年に数式処理システム「Mathematica」や質問応答システム「Wolfram|Alpha」の開発で知られるソフトウェア開発企業「ウルフラム・リサーチ」を創業、現在もCEOを務める。映画『メッセージ』(2016)では異星人の使用する文字言語の解析や、恒星間航行に関する科学考証を担当。

◆訳者略歴

高橋 聡(たかはし・あきら)
翻訳者。1961年生まれ。翻訳会社勤務を経て、2007年からフリーランス。日本翻訳連盟副会長。著書に『1秒でも長く「頭」を使いたい 翻訳者のための超時短パソコンスキル大全』など。訳書にブテリン『イーサリアム』、ウォン『現代暗号技術入門』、ポイボー『機械翻訳』。

◆監訳者紹介

稲葉通将(いなば・みちまさ)
電気通信大学人工知能先端研究センター准教授。1986年生まれ。2012年3月、名古屋大学大学院情報科学研究科社会システム情報学専攻博士後期課程短縮修了。同年4月より広島市立大学大学院情報科学研究科知能工学専攻助教、2019年4 月より現職。共著に『IT Text 深層学習』、『Python でつくる対話システム』、『人狼知能』。

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