マイケル・サンデルWebセミナー「能力主義は正義か? サンデル教授、東工大「利他プロジェクト」と対話する」配信のご案内
自己責任論の風潮が強まり、「勝ち組」と「負け組」の間に深刻な分断が生じている昨今。その背後にある「能力主義」の問題とは? 他者とともに、私たちはどのように生きるべきか?
ハーバード大学の政治哲学者、マイケル・サンデル教授は最新作『実力も運のうち 能力主義は正義か?』でそうした問いを鋭く投げかけ、日本中で大きな話題を呼んでいます。
本Webセミナーでは、東京工業大学「未来の人類研究センター」で「利他プロジェクト」に取り組む研究者、美学者の伊藤亜紗教授と政治学者の中島岳志教授が参加し、『実力も運のうち』を起点にサンデル教授と対話を繰り広げます。
出演者紹介
マイケル・サンデル
1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル-コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズム(共同体主義)の代表的論者として知られる。著書に『これからの「正義」の話をしよう』『それをお金で買いますか』など。
伊藤亜紗
1979年生まれ。東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長。美学者。同リベラルアーツ研究教育院教授。マサチュ-セッツ工科大学客員研究員(2019)。 専門は美学、現代アート。元々生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了。文学博士。著書に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『どもる体』など、編著に『「利他」とは何か』など。
中島岳志
1975年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。政治学者。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』で大佛次郎論壇賞を受賞。著書に『親鸞と日本主義』『「リベラル保守」宣言』『自分ごとの政治学』など。
概要
配信日時 2021年6月1日(火)20時00分~
配信場所 早川書房公式YouTubeアカウントにてプレミア公開(プレミア公開終了後も引き続きご視聴頂けます)
視 聴 料 無料。ただし視聴にはインターネット回線及び、YouTubeを再生できるPC、スマートフォン等の機器が必要です。
主 催 公益財団法人早川清文学振興財団
協 力 株式会社早川書房、東京工業大学「未来の人類研究センター」
制 作 朝日新聞社
注意事項
・視聴料は無料ですが、視聴に際して発生する電気代、通信料、パケット代などは視聴者の負担となります。
・本セミナーは事前収録したもので、生配信ではありません。