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【装画初公開】幾原邦彦さん、山内マリコさん推薦!『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』

11月16日(水)の発売日まで一カ月を切った、キム・リゲット/堀江里美訳『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーにランクインし、エリザベス・バンクス監督で映画化決定している超話題作で、『侍女の物語』×『蠅の王』のディストピア小説としても高く評価されています。そんな本作への推薦文が届きました!

目眩のするような美しい魔法も、おぞましく残酷な魔法も、全て森の中に。この通過儀礼を果たし通した者だけが、真実の花と永遠を得るのだ。
──幾原邦彦(アニメ監督)

現実のメタファーがあちこちに零れ落ち、拾い集めるごとに家父長制の秘密が暴かれていく。必読!
──山内マリコ(作家)

話題沸騰中の『グレイス・イヤー』。気になる装画も初公開です!

装画/我喜屋位瑳務 装幀/早川書房デザイン室

主人公の16歳の少女ティアニーを描いた表紙は、イラストレーター・我喜屋位瑳務さんによるもの。アメコミやホラー映画に影響を受けたという独特なタッチが人気のイラストレーターさんです。松田青子さん『女が死ぬ』(中公文庫)、愛沢えみりさん『SNS時代の幸福論』(KADOKAWA)など話題書のカバーを多数手掛けられているほか、お笑い芸人ジャルジャルのポスターイラストや、STUTSのアルバムアートワークデザインなども手掛けられています。

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発売まで一カ月。刊行前にゲラを読んでくださった書店員さんからは既に絶賛の嵐。怒涛の展開に一晩で読み終える方が続出しています。書店員さんのご感想は次回のnoteにて。発売までもうしばらくお待ちください。

〇あらすじ

「だれもグレイス・イヤーの話はしない。禁じられているからだ」

ガーナー郡では、少女たちに“魔力”があると信じられている。
男性を誘惑したり、妻たちを嫉妬に狂わせたりできるのだと。

その“魔力”が開花する16歳を迎えた少女たちは、
ガーナーの外に広がる森の奥のキャンプに一年間追放される。
“魔力”を解き放ち、清らかな女性、そして妻となるために。

この風習について語ることは禁じられていて、
全員が無事に帰ってくる保障もない。

16歳を迎えるティアニーは、
妻としてではなく、自分の人生を生きることを望みながら、
〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう。

キャンプではいったい何が? そして、魔力とは?
生死をかけた通過儀礼が、始まる──。

〇著者について

🄫Allan Amato

アメリカ中西部出身。16歳の時にミュージシャンを目指してニューヨークに移り住み、ロックバンドなどのバックシンガーを務めた。40代で小説を書き始め、2015年にロマンス・ホラー小説 BLOOD AND SALT でデビュー。2019年に刊行された本作は長篇5作目にあたり、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーほか多くのリストにランクインし注目された。また、「チャーリーズ・エンジェル」の監督・脚本も務めたエリザベス・バンクス監督で映画化が予定されている。ロサンゼルス在住。

〇訳者について

堀江里美
翻訳家。訳書『ザ・ガールズ』エマ・クライン、『美について』ゼイディー・スミス、『ガールズ・オン・ザ・ロード』ニコシア&サントス、『黄金の街』リチャード・プライス他多数。

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『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』は現在予約受付中です。


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