人間とAI、2022年の現在地。SFマガジン「AIとの距離感」特集
SFマガジン12月23日発売号、特集「AIとの距離感」の内容を公開します。
画像生成AIが凄まじい速度で浸透して、AIイラストが大きな注目を集めた2022年。文化芸術の領域においても人とAIの関係性が激変していくなかで、小説とテクノロジーの新たな距離感をSFによって模索していきます。もちろん表紙はAIイラスト(SFマガジン史上初)。年末発売&再販なしの文芸誌につき、ご注文はどうぞお早めに!
●表紙イラスト
イラストは深津貴之氏によるAI生成。無数の候補から、SFマガジンの表紙に最も似合う存在がオーディションのように選出されました。
●巻頭カラー企画
AI絵本「わたしのかきかた」
文:野﨑まど/絵:深津貴之(AI生成)
『know』『タイタン』の野﨑まど氏による物語と、AI生成による色鮮やかなイラストが豪華コラボレーション! 深津氏によるメイキング記事も併録、前代未聞の創作実験をお楽しみください。
●特集小説(国内)
「純粋人間芸術」安野貴博
「たべかたがきたない」斧田小夜
「仁義なきママ活bot」竹田人造
「伝統的無限生成装置」品田遊
●特集小説(翻訳)
「開かれた世界から有限宇宙へ」
陸秋槎/阿井幸作訳
「家だけじゃ居場所になれない」
L・チャン/桐谷知未訳
「忘れられた聖櫃ーボットたちの叛乱ー」
スザンヌ・パーマー/月岡小穂訳
●SF作家×小説生成AI
プロのSF作家が、小説生成ツール「AIのべりすと」を本気で使ってみたら? 『地図と拳』『君のクイズ』の小川哲氏、『アメリカン・ブッダ』『走馬灯のセトリは考えておいて』の柴田勝家殿によるAI掌篇と、「AIのべりすと」開発者のStaさんも交えた3者によるメイキング&感想戦を掲載します。
・柴田勝家「The Human Existence」
・小川哲「凍った心臓」
●対談、座談会
『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』座談会
「踊り、語り、創る」長谷敏司×大橋可也×遠藤謙
「AI小説の現場から」大曽根宏幸×葦沢かもめ
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特集以外にも豪華作家陣の連載小説や読切短篇、新刊情報などが盛り沢山。1月に18年ぶりの新作邦訳が刊行されるチャック・パラニュークの記事も!
SFマガジン2月号は12月23日(金)発売です。