『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』刊行記念鼎談/霜月蒼、杉江松恋、小野家由佳

 霜月蒼氏のクリスティー全作ガイドブック『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』が、新たに、『ポアロとグリーンショアの阿房宮』の攻略と、文庫版あとがき、杉江松恋氏による解説を加えてこの四月にクリスティー文庫に収録されます。それを記念して、霜月氏と杉江氏、さらに気鋭の書評家・小野家由佳氏に、お話を伺いました。(編集部)

霜月蒼『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕

杉江 二〇〇九年に翻訳ミステリー大賞を立ち上げて、連動してウェブサイト〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉を運営するにあたり、当時サイトの運営責任者だった僕から、霜月さんに依頼して始めた連載が「アガサ・クリスティー攻略作戦」でした。それまで霜月さんはミクシィ日記に不定期でクリスティーの感想文をいくつか上げていたので、それに移籍願って、連載化したんです。

霜月 二〇一〇年から連載を始めて、『アガサ・クリスティー完全攻略』として本が出たのは二〇一四年の五月。連載完結から一年ぐらいで本が出ました。

杉江 ミクシィの前はクリスティーの何を読んでたんですか?

霜月 アクロイド殺し』『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』『白昼の悪魔』『そして誰もいなくなった』『ポアロのクリスマス』『葬儀を終えての六冊です。

杉江 僕と霜月さんは大学ミステリ研からの長い付き合いなのですが、クイーン探偵のヒロイズムとか、カーは変態的で面白いねという話とかはよくしたんですけど、この連載が始まるまでにクリスティーについて話したのって、合計一時間もないと思うんです。

霜月 学生のころだと、クリスティーは、みんな代表作は漠然と読んでいるという感じでしたね。僕自身は、ずっとハードボイルドや冒険小説、ノワールが好きだったから、先に言ったものくらいしか読んでいなくて、そろそろちゃんと読もうと思って「攻略作戦」を始めたんです。

杉江 小野家さんは『完全攻略』をどう読まれましたか。

小野家 世代的には杉江さんや霜月さんより二回り以上下になりますが、僕が入ったミステリ研の代でも、クリスティーの話を全然しないんですよ。『完全攻略』のことを知ったのは本になってからです。すごい本が出たぞと噂を聞いて本屋でちょっと見てみたら、一行目の「読もう読もうとずっと思っていたのである。アガサ・クリスティーのことだ」に、「俺のことだ!」と思って(笑)。僕も小学校のころ、『そして誰もいなくなった』『アクロイド殺し』『ABC殺人事件』『オリエント急行の殺人』を読んで以来だったので、みんなそうだったんだ、と。それで、『完全攻略』のお薦めに従って五匹の子豚を読んでみたら、すごく面白くて、まわりの人間も一気にクリスティーを読みだしたんです。そこから、ミステリ研界隈で話せる作家になったという実感がありましたね。

杉江 教科書代わりにして読んだということですね。書き手としては本望でしょ。

霜月 出た直後の代表的な批判として、杉江さんによる「横の並びがない──同時代の作家との比較がない」というものと、千街晶之さんによる「クリスティーの作家像という縦の議論がない」というのがありました。いずれもその通りだと思う。そういう意味では、『完全攻略』は、評論ではなくて書評だと思っています。まずどれを読めばいいのかというのを、作品単位で伝えるというのを最大の目的としていたので。いま新刊として出たミステリとしてクリスティーを読む、というのが基本方針でしたから、同時代性という横糸は捨てられる。クリスティーという縦糸についても、あくまで一つ一つの作品を見てゆくので、多少の伝記的な視点はあるにせよ、やはり捨てることになる。なのでこの二つの批判は当然のことです。とはいっても、これを書いた時点でクリスティー論はなきに等しかった。イギリス小説や文化が好き、クリスティーがそもそも好き、という観点から書かれたものや、すでに古典になっているものしかなかった。これはちょっと不健康だなというのもあって、とりあえずは何もないところに切り込み隊長として突き進もうという意図もありましたね。だからこの本のミステリ批評としての役割は、自分はこの論に反対だと反論してゆくとか、欠けている横糸や縦糸の部分を埋めてゆくとか、そういう踏み台みたいなものではないかと思っています。

小野家 「攻略作戦」として、霜月さんがどのように攻略していくのか、という楽しみがありました。

杉江 第一義として書評である本というのは同意。ただし読み進めていくと、霜月蒼の思考過程を追いながらクリスティーについて考えるという側面が出てくるんです。そういう意味では評論と言える本ですよ。

小野家 『完全攻略』の中で、霜月さんがクリスティー作品全体の評価を最初にほのめかしているのは、邪悪の家からです。「これがクリスティーという作家のキモなのではないか」とある。その後、「今後の宿題としたい」としているので、たぶんそのときに出した結論から変化があったとは思うんですけど。このあたりから、霜月さんの中でクリスティーの評価が蓄積されて、評論として考え出したのかなと僕は思ったのですが。

霜月 僕の書評のベースは北上次郎さんなんですよ。北上さんは時評を書きながら途中で「この問題は宿題にする」とよく書く。それがやがて解決したりする。これがうまく行ったわけです。結果論ですが(笑)。

小野家 宿題を最後に回収したんですね。

杉江 晩年になるとクリスティーの筆は明かに衰えます。こっそり聞くけど、あのへんの作品は読むのが辛かったんじゃないですか。

霜月 そうでもないです。一番辛かったのは短篇集のときです(笑)。

杉江 クリスティー評として斬新な点を一つ言うと、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説をノンシリーズ作品の長篇と時系列で並べて論じていることです。あれは画期的で、これまでクリスティーの普通小説はかっこでくくり出される形で無視されてきた。他のスリラーなんかと比べながら読むことで、たとえば春にして君を離れについては再評価することが可能になるんだと感心しました。

小野家 だからこそ、終りなき夜に生れつくで、ようやくメアリ・ウェストマコットの流儀が出た、クリスティーのすべてが詰まった最良のかたち、と言っているんですね。評価の星をつけたのは、小林信彦風なのかなとなんとなく思っていたのですが、いかがでしょうか。

霜月 小林信彦さんはもちろん読んでいますが、本書については意識はしてなかったですね。むしろ音楽雑誌のディスクレビューを意識してました。

杉江 本書のもう一つの特徴として、里程標的評価を無視している点が挙げられます。たとえば『ABC殺人事件』は、連続殺人ものの源流の一つですから、従来の評論は必ずそこに言及してきたわけです。でもそれをしない。なぜかと言えば、さっきも言ったように、これは「霜月蒼」という価値観のフィルターでクリスティーを評価する本なので、里程標的評価という価値観を介入させる必要がないわけです。マニアに媚びを売っていない。

霜月 『ABC殺人事件』『アクロイド殺し』に敢えて星五つをつけない、みたいなのは──もちろん正直な判断ですが──面白いかもな、と思ったのは事実です(笑)。僕がミステリを系統的に読みはじめた九〇年代は、本格ミステリの新しい潮流が出てきて、ハードボイルドをはじめとする現代ミステリと価値観の衝突みたいなものが生じた時期でした。でも、この二つの流れは同じミステリなのだから「統一理論」ができるはずだ、と、当時から杉江さんなんかとも話していました。どっちが上とか下とかではなく、線引きするのでもなく、同等に同じ言葉で語れるはずだと。そういう言葉ないしは理論を模索していました。『完全攻略』もその一環です。『ABC殺人事件』でジェフリー・ディーヴァーを引き合いに出すとか、蒼ざめた馬でロバート・クレイスをもってくるというのもそれです。面白さの質だけをみて、ミステリのサブジャンルを壊しちゃうという。

杉江 さらに敷衍すると、ウッドハウスのような非ミステリ作品をミステリの読者に薦める意味も、そこにあると思うんですよ。ウッドハウスのユーモア小説は、要素が換骨奪胎されてミステリ作品の中にも使われている。それはなぜか、またどのようなテクニックが流用されているか、ということが気になると、ユーモア小説やピカレスク・ロマンのような隣接ジャンルが気になって仕方なくなる。サッカレーやディケンズと初期の英国探偵小説の親戚関係を知りたくなるはずなんです。そうなるとミステリに限定した問題ではなくなって、作品の土台に何が埋まっているかを考えながら小説を味わうという態度に近づいていく。別に教養主義を推奨するわけではありませんが、好奇心を殺さずに読んだほうがミステリもおもしろいとは思います。紋切り型の言葉でミステリを語ることの虚しさはそこにありますね。『完全攻略』のいちばんいいところは、霜月蒼の読解を踏み台にすれば、読者がそれぞれのクリスティー観を作っていけるという点なんじゃないでしょうか。

編集部 それぞれ、『完全攻略』を読まれたあと、クリスティーの読み方が変わったというのはありましたか。

杉江 殺人が起きる前段階を長くとり、そこを読ませる書く作家だというのは、小林信彦さんが指摘されていたことでした。クリスティーはその前段階を使って人間ドラマを描きこむ作家で、究極形のひとつが『ゼロ時間へ』です。霜月理論でもそこに触れられています。舞台に役者たちが登場して、役者の顔が浸透するまで待つ間がクリスティー作品は楽しい。だからこそ『完全攻略』の指摘する通り、演劇的な要素が重視されるんです。『オリエント急行の殺人』の列車も、舞台に乗客を閉じこめるのが最も重要な機能ですしね。

小野家 いろんな国の関係ない人が集まっているというのがポイントですよね。そこの点では旅行ものというよりも列車ものと考えています。

杉江 旅ものというか、舞台設定が一番うまくできているのはなんでしょうね。

霜月 『白昼の悪魔』死との約束かなあ。

小野家 僕が『完全攻略』を読んで、読まなきゃと思ったのが『書斎の死体』なんです。「ドナルド・E・ウェストレイクのファンは、絶対にこれを読んだほうがいい」と書かれていた。ウェストレイクがすごく好きなのですが、まさかクリスティーと繋がるとは思っていませんでした。ジャンルの定石に対してのこの遊び方はドートマンダーものと一緒だと言われて、その通りだとは思うんですが、『完全攻略』を読まなかったらそういう読み方はできなかった。それから、ゼロ時間へとは真逆で書斎の死体は最初から死体が転がっていて、そのまま事件が始まるわけですが、それでもやっぱり人間関係の描き方が面白い。そういう意味でも『書斎の死体』はすごくいいです。

杉江 『完全攻略』が使った比喩で面白かったのはパディントン発4時50分ですね。探偵の分業制、というのはまさにその通り。

小野家 ミス・マープルとルーシー・アイルズバロウのコンビを指して、レックス・スタウトのネロ・ウルフとアーチー・グッドウィンを思わせるとありました。

杉江 『パディントン発4時50分』は、小学生のときに図書館でポケミスを読んだんですよ。後で書名を忘れてしまって、あの話なんだっけ、とずっと探しました。それがクリスティーだということがわかったときの驚きたるや。なんでそんなにびっくりしたかというと、話の構造がクリスティーのイメージからかけ離れていたからですよ。『パディントン発4時50分』を読むと、クリスティーの印象はおおいに変わりますね。すごくサスペンスがあるし、話がすぐに着地しない。あのサスペンスの醸し方はすごくうまいです。宙に浮いたまま読者を引っぱっていく話の進め方は、クリスティーの偉大な武器ですね。

霜月 なまじ半端に語られているせいで、クリスティーの先入観が固定化されちゃっている感じがしています。でも実際はそうじゃないというのは強調したかった。クリスティーは有名であるがゆえに、いろんな歪みの向う側に実像があるのかなと感じました。

杉江 クリスティーのメタフィクション技巧は、ロバート・バーナード欺しの天才で広く知られるようになりました。クリスティーは、自分が抱かれている先入観を逆手に取って読者を欺すことまでやってのける曲者なんだぞ、と。それを『完全攻略』では「多義的な物語の解釈」と表現していますね。どういうことかと言えば、クリスティーは読者を騙すために何かをするのがとても巧いのだけど、一つのやり方として、前半部にあやふやで読み手によってどうとでもとれる物語を置いて、それを中盤以降に解釈していく。それがたとえば、白黒どっちにも取れる人間関係が、後半で実はこうだったという解が示されるというような驚きにつながっていくわけです。前半部を後半部で解釈するという形で、メタフィクションをやっていると。あの指摘は、面白かったですね。そういう風にクリスティーの叙述を捉えなおすと、それは現代的な、たとえば新本格と呼ばれた日本の作品群にも通じるものがある。叙述トリックの本質は、男に見える人物が実は女だった、というような情報のひっくり返しではなくて、多義的な物語を読者がそれぞれに解釈するときに生じる誤差の幅を、作者が回収して再解釈してみせるというテクニックにあるわけです。そのことについて『完全攻略』は言っていて、源流の一つがクリスティーにあることを示すでしょ。綾辻行人さんや有栖川有栖さんの作品から古典探偵小説に興味を持ったような方に、クリスティーを読む意味を示すとしたら、まさにそこじゃないでしょうかね。今名前を挙げたような方たちが苦心しているフェアプレイの本質というものが、『完全攻略』を参照することでなんとなくわかるんじゃないかと思います。……堅い話になったけど、個人的な好みを言うと、僕はポアロが好きですね。だってかわいいじゃないですか(笑)。遺作のカーテンは陰鬱な話だけど、それでもヘイスティングズが来て喜ぶところはかわいいですよね。昔の親友にニコニコしている。

霜月 同じような感じだと第三の女も。

杉江 あと、ポアロの後期だと象は忘れないかな。脂っ気の抜けたポアロ。

霜月 あれもいいですよね、しんみりして。死者のあやまちもいいんですよ。原形であるポアロとグリーンショアの阿房宮と比較して改めて思ったんですけど、一番クリスティーっぽいのはこれかなと。大傑作ではないのだけど、クリスティーの手癖みたいなものがいい形で出てくる。

編集部 コージー的なクリスティーのイメージとは違うものが今回の『完全攻略』のなかでは読みとられていますし、違う所のよさを感じていらっしゃると思ったんですけど、具体的にクリスティーっぽさはどのようなところだと思われていますか。

小野家 これは僕の友達の言葉なんですが、すごく納得したものがあります。「クリスティーはテンプレートみたいな人間関係を面白く書いて、裏の人間関係を隠す天才だ」と。それがまさに終りなき夜に生れつくなんです。パッと読んだときに、これはよくある大富豪の嫌味なキャラクターだなと読んでいく。クリスティーの騙しだと思わずに、最初はすんなりと受け入れてしまう。その先で、実は……と言われた瞬間に、テンプレートに巧みに隠していたんだと気づく。そういう感動がクリスティーっぽさかなと、なんとなく思うんです。

杉江 クリスティーの最良の部分は、サスペンスの醸成の仕方だと僕は思います。読んでいると宙吊り感が長く持続するし、話が落着するのがものすごく遅い。『終りなき夜に生れつく』は、ポイント・オブ・ノーリターンの後がサスペンスのお手本そのもので、読者が一息つけるのは、あの結末にたどり着いた後なんです。でも、そうなってからではもう遅いという。クリスティーが自作を語った中で、「杉の棺はいい本になるはずだったのに、ポアロが出てきてだめにしたわ」と言ってるんです(アガサ・クリスティー読本所収、フランシス・ウィンダム「クリスティー語る」)。僕はポアロ贔屓だけど、その気持ちはよくわかる(笑)。ノンシリーズでやったほうが良かったと思ったんでしょうね。どんな作品でもいいなと思うのは、とにかく安心させてくれない。ざわざわする感じですよ。たとえば『パディントン発4時50分』みたいに、なんだかよくわからないうちに梯子を外されちゃうとか、『ゼロ時間へ』のように、いつになったら事件が起こるのか、と思いながら最後まで連れて行かれるとか、ああいったものが僕はクリスティーらしさじゃないかと思うんです。探偵小説には作者が手がかりを提示して読者が解くという楽しみがある。僕は、その手がかりの中に嘘が含まれている、という技巧がいつから始まったのかが、個人的にとても気になっているんです。その元祖ではないけど、クリスティーは嘘の達人です。証人が出てくると、だいたいみんな嘘をついているでしょ。最初の尋問ではだいたい嘘をつく。それだけじゃなくて、何かを隠しているらしいことを、一人称に近い三人称の叙述でもほのめかしたりする。それが何なのかわからないから読者は疑惑に包まれるんだけど、後になってどうでもいい嘘だったことがわかるのね。ああいう目くらましの嘘が本当に巧いです。誰がついている嘘が真相に関する嘘なのか見極めないと先に進めない。ですよね。嘘をつく証人の効用というものを、クリスティーは同世代作家の中では最も熟知していたんじゃないかな。謎は平凡でも、嘘によってサスペンスが高まる。そこが大好きですね。

霜月 『オリエント急行の殺人』が極致。

杉江 証人のところを読んでいるだけでも面白いですよね。僕は『ポアロのクリスマス』が大好きなんですけど、冒頭五〇ページ行くまでのところでとんでもない仕掛けがしてあって、最後まで読むとわかる記述の意味が、という。ああいうの好きなんですよね。

霜月 異質といえば異質ですよね。

杉江 僕が作ったガイド本の読み出したら止まらない! 海外ミステリーマストリード100に、『ポアロのクリスマス』を入れたのはそれが理由なんです。それと、いろんなところで書いていますけど、僕が一番最初に読んだクリスティーは『そして誰もいなくなった』です。歯医者の待合室で、今から歯を削られるという現実の恐怖と、作中人物が次々に死んでいく展開の両方に怯えながらよんだ(笑)。

霜月 僕は昔のハヤカワ文庫で読みました。あのころは字が小さくて、怖くて。

杉江 どんな人に聞いても、初心者がまず読むべきクリスティーは『そして誰もいなくなった』だと言いますね。面白いんですもの。

霜月 最初のクリスティーとして薦めるというなら、『白昼の悪魔』もいいですよ。

杉江 小説を読む能力が高い人や、ガジェットや探偵小説風味のものが好きな人にはポケットにライ麦をと、マープルものの鏡は横にひび割れてもいいと思います。『ポケットにライ麦を』はマザーグースものという要素があるし、『鏡は横にひび割れて』はキャラクターの造形もいいですから。でも僕は霜月蒼のベストテンに断固逆らって『ポアロのクリスマス』を薦めるけど(笑)。

小野家 僕はまだあまり読めていないので、そんなに人に薦められるほどではないんですけど、本当に初めてのクリスティーなら、尋問シーンが多いものより、分かりやすくサスペンスフルな方が良いかなと思うので、『そして誰もいなくなった』はうなずきます。物騒だから怖いなという人には、ちょっと意地悪なんですが、いきなり『終りなき夜に生れつく』でもいいんじゃないかと。

霜月 動く指とか。

杉江 地味だけどいいですよね。僕はクリスティー文庫でNかMかの解説を希望したら秘密機関になったんだけど(笑)、トミーとタペンスものもいいと思います。

(了)

霜月蒼『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』(クリスティー文庫)、好評発売中



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