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17年間忘れられなかった戯曲を上演!「独弾流GARAGARADON」第二回公演『背中をみせて』

「自分達が面白いと思う人達と面白い事をやって行く」をモットーにした、勝矢、寺中寿之、田上晃吉による演劇ユニット「独弾流GARAGARADON」の第二回公演『背中をみせて』が、このたび中野ザ・ポケットで上演される(3月21日~25日)。公演を記念し、演出をつとめる勝矢氏にインタビューを行なった。(取材・文=悲劇喜劇編集部)

——独弾流GARAGARADONの第二回公演に水上竜士の「背中をみせて」を選んだのですか?
勝矢 「背中をみせて」を選ばせてもらったのは、自分が17年ぐらい前に出演させてもらって、すごくいい本だと記憶してたので、それが今たまたま頭に浮かんで、これはやるべきだと思ったんです。今まで色々と台本を読んで来ましたが、台本を読んだ時に感動出来る事って凄く少なくて、水上さんの台本はいつも感動出来るものが多いしその中でもこの作品は今の時代から何か少し忘れさられた時代や場所がテーマになってるので、面白いと思ってやる事を決意しました。

——見どころを教えてください。
勝矢 そんな事言われたら全部って言いますけど、役者陣の体をはった演技、舞台美術、音楽、ダンス、どれを取ってもみんな見所があって面白いと思いますよ。特にストリップショーをまじえながら舞台が展開して行くところもいいポイントですね。後はストリップ小屋という場所の空気感を感じてもらえれば楽しめると思います。とにかくどこを切り取っても面白く観られるように心がけてます。女性陣の衣裳も最高ですよ。

——今回のキャストが決まった経緯を教えてください。
勝矢 縁ですね。全てのキャスト、スタッフまで全部なんらかの縁で知り合った人達ばかりです。キャストに関してはその中でも、役に合った人をもちろん探しましたが、1番役に合ってないのは俺じゃないでしょうか(笑)キャストを選ぶのって基本的にそうなんじゃないのかな? あぁ、でも政治的なやつもあるのかなぁ~怖い、怖い(笑)今回はみんな楽しい平和な人達で凄く良かったです。

——勝矢さんが演出をする時に大事にしていることを教えてください。
勝矢 サッカーのパス回しみたいな事だったり、オーケストラの演奏だったり、そういうリズム感で相手に気持ちを渡すみたいな事は大事にしますね。
でもそれと一緒ぐらいそれを壊す瞬間も大事に思ってます。観てくれる人を非日常的な場所で日常的な場所に引きずり込める様にして最後には訳わからないみたいな。そんな舞台が出来るように心がけてますかね~。でも結構思いつきでやる事が増えるんで周りの人に迷惑かけてます(笑)

——勝矢さんにとっての独弾流GARAGARADONとは?
勝矢 自分の実家みたいなもんですかね。俺はここに立ってますよ、みたいな事かな。あんまり深く考えてないけど、1年に1回ぐらい自分発信でなんか面白い事出来ないかなぁて思ったのが1番。すいません。ゆるゆる考えてて(笑)ホームページにもなんか書いてますので良かったらどうぞ。

——勝矢さんの見た目と噂からかなりのB級グルメ通だと推察しています。ここは美味い!というお店を教えてください。
勝矢 食べ物の話しますぅ? そんなんめっちゃありますよ。とりあえず勝矢にちなんで「かつ丼」って事で!東京と俺の地元の神戸のかつ丼東西対決しましょうか? 東京は神泉の「瑞兆」です。(下:「瑞兆」のカツ丼の写真)

神戸はさんちかにある「吉兵衛」です。(下:「吉兵衛」のカツ丼)

——勝矢さんの演技と見た目は、舞台・映画・テレビでの存在感が際立っています。現在のその体に至るまでのスリムな頃の写真と今の写真を是非比較したいです(笑)
勝矢 質問する人がどっかネットで調べたんですね(笑)昔の写真を何回か出してますから、どうぞ今の体を笑ってやって下さいな。

(下:スリムな頃の勝矢氏 ※巻頭の写真と比較してみてください)


●独弾流GARAGARADON 第2回公演 中野ザポケット『背中をみせて』 3月21日~25日 チケット販売中
作:水上竜士 演出:勝矢 出演:ちすん/寺中寿之/永夏子/小林亜実/斉藤一平/全原徳和/田中良一/二木二葉/三平けいこ/亀田梨紗/格清俊光/松尾明/前村友和/行永浩信/木庭博光/勝矢

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