シリーズ総決算にして最高傑作! 北欧ミステリの極北『三時間の導線』好評発売中!
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シリーズ総決算にして最高傑作! 北欧ミステリの極北『三時間の導線』好評発売中!

 シリーズ総決算にして最高傑作! 『三時間の導線』上・下(アンデシュ・ルースルンド著/清水由貴子・喜多代恵理子訳)がハヤカワ・ミステリ文庫より好評発売中です。

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◎もはやこのシリーズ抜きには北欧ミステリは語れない!

 グレーンス警部シリーズは、『熊と踊れ』で〈このミステリーがすごい!〉〈ミステリが読みたい!〉の二冠を達成したアンデシュ・ルースルンドと、元服役囚という異色の経歴を持つベリエ・ヘルストレムがタッグを組んで生み出した北欧最高峰の社会派ミステリです。
 シリーズ一作目である『制裁』はルースルンド&ヘルストレムのデビュー作であり、以降『ボックス21』『死刑囚』『地下道の少女』と、社会の暗部を鋭く描いてきた二人が新たなシリーズ内シリーズとして打ち出したのが、『三秒間の死角』『三分間の空隙』、『三時間の導線』の三部作なのです。
 事件を通して社会の歪みを告発する社会派ミステリとしても、手に汗握るアクション小説としても、意外な真相が明かされる本格ミステリとしても、どれをとっても素晴らしいこのシリーズ。これを抜きにして北欧ミステリを語ることはできないと言ってもいいのではないでしょうか。

◎『三時間の導線』を目いっぱい楽しんでほしい!

 本書『三時間の導線』は、三部作のラストを飾る集大成的な作品でありながら、グレーンス警部の物語にも一区切りつける、シリーズで最も重要な作品と言っても過言ではないでしょう。
 ですから、読者の皆様にはどうか『三秒間の死角』から読んでいただきたいのです……! そして、もちろん『三分間の空隙』も……! 詳しいことをここで言うのはやめておきますが、三部作を通して読むことで、最高の読書体験ができることは間違いないのです!
 NetflixやU-Nextにて『三秒間の死角』を原作にした映画『THE INFORMER/三秒間の死角』が配信されているので、そちらから入るのもアリです(2021年5月7日現在)。ただし、舞台がスウェーデンからアメリカになったことで原作から少し変わっている点があることにご注意を。
 何はともあれ、まだ『三秒間の死角』と『三分間の空隙』を読んでいない方はぜひその二作を『三時間の導線』を読む前に読んでおいてほしいのです。二つの線が織り成す美しい模様を目撃して(こんな言い方しかできないのがもどかしい!)、アッと驚き、感動していただきたいのです。読者の皆様に本書を最大限楽しんでもらうために、何卒よろしくお願いいたします。

◎『三時間の導線』は面白いんです!

 じゃあ、『三時間の導線』はどういったところが面白いのか。それは、読者を引っ張っていく力がものすごい、というところに尽きるでしょう。一度読み始めると、ページを捲る手が止まらなくなるはず! と言うのも本書は、要所要所で強烈な謎が提示され、そのたびに事件は混迷を極めていくのです。
 その例をほんの少しだけ挙げてみましょう。
 冒頭、グレーンス警部の元にかかってきた電話で知らされるのは、遺体安置所にあるはずのない死体がある、というもの。つまり、何者かが身元不明の死体をわざわざ遺体安置所に運んできたらしいのです。しかも、その死体は火に近づいた痕跡すらないのに、なぜか消火器の粉を振りかけられていた……。さらに、捜査を進めてくうちに捜査員たちは凄惨な事件現場にたどり着くのですが、そこでひとつの携帯電話を発見します。その携帯電話に残された指紋は、グレーンス警部にとって、そして読者にとって信じられないほど意外な人物のものだったのです!
 と、ここまでが上下巻で600ページある本書のわずか100ページほどの出来事。どうです? すごいでしょう?
 社会問題を照らし出し、アクションも盛り込み、魅力的な謎が満載の贅沢なミステリを、ぜひご一読ください!

◎あらすじ

死体が一体多い――ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。記録はなく、アフリカ出身と思われる以外、素性は知れない。調査を始めたグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が安置所に出現。その謎を追う捜査陣はあまりに凄惨な光景を目撃する。そしてその場に残された指紋から割り出された人物の名前は……。傑作『三分間の空隙』につづく〈グレーンス警部〉シリーズ最新作。

【書誌情報】
タイトル:『三時間の導線』 上
     『三時間の導線』 下 
著者:アンデシュ・ルースルンド
訳者:清水由貴子 喜多代恵理子 
価格:上下各1,040 円+税
発売日:2021年5月10日 ISBN: 9784151821615・9784151821622
刊行レーベル:ハヤカワ・ミステリ文庫

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