早川書房は2022年12月6日に『真珠湾の冬』（原題：FIVE DECEMBERS）を刊行します。本書は本年に世界最大のミステリ文学賞のエドガー賞（アメリカ探偵作家クラブ賞）最優秀長篇賞を受賞。〈ニューヨーク・タイムズ〉など各書評誌紙の年間ベストミステリに選出されました。スティーヴン・キングやデニス・ルヘインなど歴代エドガー賞受賞作家たちも激賞した本書は、真珠湾攻撃直前のハワイで起きた連続殺人の真相を追う壮大な傑作です。発売に先立って、ゲラを読んで、ご感想をいただけるかたを募集します。

■あらすじ

1941年ハワイ。アメリカ陸軍上がりの刑事マグレディは、白人男性と日本人女性が惨殺された奇怪な事件の捜査を始める。ウェーク島での新たな事件を経て容疑者がマニラ・香港方面に向かったことを突き止めた彼はそれを追うが、折しも真珠湾を日本軍が攻撃。太平洋戦争が勃発する。陥落した香港で日本軍に捕らえられ、東京へと流れついたマグレディが出会ったのは……。戦乱と死が渦巻く激動の太平洋諸国で連続殺人犯を追う刑事の執念。その魂の彷徨を描く大作ミステリ。

■エドガー賞とは

アメリカ探偵作家クラブ（(Mystery Writers of America)が1946年に創設した、世界中で最も権威があるミステリ文学賞のひとつ。アメリカ探偵作家クラブ賞やMWA賞とも。米国の作家、エドガー・アラン・ポーにちなんで命名された。チャンドラー『ロング・グッドバイ』やル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』など、歴代受賞作の多くが大ベストセラーとなった。

■歴代エドガー賞受賞作家が『真珠湾の冬』を激賞！

「とんでもなく面白い物語だ。圧倒された」スティーヴン・キング（『ミスター・メルセデス』『IT』）
「時代を超えた犯罪叙事詩である」デニス・ルヘイン（『夜に生きる』『ミスティック・リバー』）
「なんという作品だろう！　没頭させられ、文章も美しく、ときにショッキングで、とても感動的だ」エリー・グリフィス（『見知らぬ人』『窓辺の愛書家』）

■一足先に本作が読める！　ゲラ読みキャンペーンを募集！

◎応募の条件
〇応募できるかた
・職業、年齢、性別不問
・『真珠湾の冬』を最後まで読み、ご感想をお送りいただける方

〇応募の方法
こちらのフォームからご応募ください。

〇応募募集の期間
～2022年11月14日（月）まで

応募者多数の場合、「ご応募の理由」や「最近読んだ本・好きな本」などを参考に選考します。

〇結果発表
選考の上、20名の方にゲラをお送りいたします。モニターをお願いするかたには、記入いただいたご住所までゲラを順次お送りします（ゲラの発送をもって結果発表といたします）。

感想・コメントをお寄せいただける方は、可能であれば【2022年12月5日（月）】までにいただけますとさいわいです。12月5日以降でも受け付けております。傑出した受賞作をいち早くゲラ読み出来るチャンス！　どうぞよろしくお願いいたします。

■著者紹介

ジェイムズ・ケストレル（James Kestrel）
刑事事件調査員など様々な職種を経て、現在環太平洋諸国で弁護士としても活動中の作家。ハワイ在住。

■書誌情報

『真珠湾の冬』　ジェイムズ・ケストレル著／山中朝晶訳　　ハヤカワ・ポケット・ミステリ
ポケット判　本体予価：2,200円　発売日：2022年12月5日（月）　ISBN：978-4150019860