
まちでウワサのSF短篇集、柞刈湯葉『人間たちの話』の読了&感想ツイートをまとめました。そして告知も。
2020年3月の発売以降、地球の各所で話題になっている柞刈湯葉のSF短篇集『人間たちの話』(ハヤカワ文庫JA)。Twitterのタイムラインに寄せられた感想をまとめました。お読みいただいたみなさま、本当にありがとうございます!
記事の末尾に湯葉さんのイベント告知があります。併せてご覧ください。
担当者オススメの一冊!!
— ジュンク堂書店 吉祥寺店 (@junk_kichijoji) March 31, 2020
柞刈湯葉 著
「人間たちの話」ハヤカワ文庫
SFって興味はあるけど難しいのでは…とちょっと躊躇してしまってる方にも是非読んで欲しい、楽しくてちょっと切ないディストピア小説。
短編集なのでまずは一編読んでみてください!!面白いから!!😁 pic.twitter.com/1sEWAVxJaZ
人間たちの話
— ベロチュウ😈読書垢 (@sh41tsu9) April 5, 2020
柞刈湯葉
バカバカしいような軽い文体だけど、SF成分多めで侮れない。SF6短篇収録。
一番好きなのはディストピア小説1984年をパロった「たのしい超監視社会」。
読者の苦笑を狙ってくる。
ずるいけど面白い。好きな1冊😈#日本SF読者クラブ#読了 pic.twitter.com/MURkN9AbyG
柞刈湯葉「人間たちの話」読了!
— ryotako (@ryotakob) April 5, 2020
ユーモアを交えた、ほんのりシリアスなSF短編集。軽い語り口でありながら、「人間たちの話」の地球外生命体の『発見』の下りとか、「楽しい超監視社会」で描かれる『逆らえない監視社会』とか、SF的な思索もしっかりしていて読み応えがある。お気に入りは「記念日」 pic.twitter.com/frvzXIUrEb
そういえば表紙にアレがいない?と思ったら、帯の下...! pic.twitter.com/8aoTAuOE8l
— ryotako (@ryotakob) April 5, 2020
『人間たちの話』(柞刈湯葉)読んだ。「たのしい超監視社会」のオチが大変好き。あと話の雰囲気は「記念日」が好き。「No Reaction」の結論(自身の正体とか…)はだいぶ面白かったから彼には今後も頑張っていただきたいな…。
— 三代 (@misiro_3) April 5, 2020
柞刈湯葉『人間たちの話』ハヤカワ文庫を読了。
— かず (@kazu7honyomi) April 4, 2020
『横浜駅SF』が話題になった著者の短編集。SFは突飛な発想力とリアリティのバランスが肝だと思っているけどどれも絶妙。表題作や「たのしい超監視社会」「宇宙ラーメン重油味」も良かったけどシュールな「記念日」がお気に入り。カバーイラストがいい!
柞刈湯葉「人間たちの話」#読了
— 読みガエル (@yomigaeru_book) April 9, 2020
SF短篇小説
全体的にポップで読みやすい
どこか遠い星には、高度な文明を築いている生命体がいるかもしれない
そんな彼らの好物がラーメンだったら、ラーメンの話で笑いあえるだろうか
そんな空想はいつだってワクワクするしドキドキする#のベルズ pic.twitter.com/jLkZ1lsd80
人間たちの話 / 柞刈湯葉 #読了
— アヒル社畜 (@9F4u3UsCQdTYHHv) April 10, 2020
私的にすごく面白かった。ヒネリの効いたSF短編集。
終末世界、超監視社会、宇宙ラーメン屋、透明人間…など
中でも透明人間が一番好き。
透明人間の物理的性質から生じるさまざまな苦悩がコミカルに、少しセンチメンタルに描かれている。#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/SjUaILIuzo
『人間たちの話』読了。『横浜駅SF』柞刈湯葉(いすかりゆば)先生初短編集。商業デビュー前のweb投稿作もあり。面白かった!好きな作品は表題作の地球外生命と甥っ子の存在を描く探求SF。『宇宙ラーメン重油味』は異星人食SF!『NoReaction』は透明人間の独白!ストーリーに拡がりを感じます!#読破2020 pic.twitter.com/C0FjayYOJH
— 三瀬 弘泰(日本SF読者クラブ会長) (@sfdaisakusen) April 9, 2020
柞刈湯葉『人間たちの話』読了。これはSFファンなら絶対読むべき傑作短篇集。6編が収録されているが、特に表題作がすばらしい。フェルミのパラドックス、我々とは別の生命の定義、自分の子ではない子供との親子関係、生命の連鎖と環境条件の違い、それらがテーマと一体化し、互いに重なり合うのだ。 pic.twitter.com/5F6VFcjI9p
— 大野万紀 (@makioono) April 11, 2020
本書の短篇は本格SFやパステーシュやドタバタコメディや人間の孤独や親子の情や不条理やのほほんとした諦観やとバラエティに富んでいるが、いずれも作者あとがきにあるように、サイエンス・フィクションである。科学的な説明はあからさまに主張されず、ごく淡々と、さらりと扱われているのだけれど。
— 大野万紀 (@makioono) April 11, 2020
そのさらりとした文体こそが作者の特長だ。ドタバタを書いてもさらりとしているのだ。でもそこには科学の視点がある。あんまりハードに見えないハードSFだ。宇宙ラーメンSFがあり、岩SFがあり、透明人間SFがある。また現代社会の日常への、冷徹で真剣な眼差しがある。いや、どれも傑作でした。
— 大野万紀 (@makioono) April 11, 2020
「人間たちの話」がとても良いです。ふだんSFを読まないひとにもおすすめです。#人間たちの話#柞刈湯葉 pic.twitter.com/cXbzfIhHTz
— 高橋直哉 (@NSuGGV009lnH0RQ) April 18, 2020
今日は#アースディ なんですって
— 中村桜@アクティブなインドア派に戻りました (@sakura__n) April 22, 2020
ちょうど最近読んだ本【人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA) /柞刈湯葉 】の寒冷化した世界のお話を思い出しました
あらゐ けいいち先生のイラストで脳内再生されたから読みやすいし面白かった☃️
サンプルで冒頭読めるから眠れない夜はぜひに…https://t.co/o4Zj1x1mni pic.twitter.com/K2PJAdku38
『人間たちの話』読了。
— huraki@読書垢 (@dokushoreading) April 25, 2020
あらゆる時代や惑星、世界線における様々な人間たちにまつわる6つの物語。
飄々としたユーモアと社会風刺を織り混ぜながら描かれるSFらしい世界観に魅了された。どの短編も作者さんの未知への想像力や物語の切り口に新鮮な驚きがあった。「たのしい超監視社会」がお気に入り。 pic.twitter.com/cz10CUC6NK
NEWS本の雑誌「今週はこれを読め! SF編」更新されました。こんかいは柞刈湯葉『人間たちの話』(ハヤカワ文庫JA)を取りあげています。https://t.co/6T5aG63gBI
— 牧眞司(shinji maki) (@ShindyMonkey) April 28, 2020
柞刈湯葉『人間たちの話』(ハヤカワ文庫)を読んだ。
— 灰色豆腐 (@LMhi5FWigIIiQbY) April 28, 2020
楽しい相互監視社会、宇宙ラーメン、科学者と生命等々、デイストピアや科学ネタが散りばめられている短編集。
あとがきの「結局のところ未知を語る物語はどこまでいっても祈りだ」という一文にグッとくる。 pic.twitter.com/2lnmtuOYd8
『人間たちの話』 (柞刈湯葉 ハヤカワ文庫JA)読了。『横浜駅SF』で知られる著者さん初のSF短編集。
— 谷津矢車(戯作者/小説家) (@yatsuyaguruma) May 10, 2020
いや、いいですね本書。ハードさとある種の軽やかさが同居していて、それらの要素の良さを引き立て合っている感じ。SF的なギミックと大衆性が両立しているように感じました。
— 谷津矢車(戯作者/小説家) (@yatsuyaguruma) May 10, 2020
外連味の強い設定をSF設定で固めることでリアリズムとある種のおかしみを両立させたかと思えば、読み手の胸に迫る感動作や、古典SFの主張を更新するようなパスティーシュ作まで。短編集として実にバラエティに富んでいる。
— 谷津矢車(戯作者/小説家) (@yatsuyaguruma) May 10, 2020
また、「語り」をたくさん持ってらっしゃり、その水準も高い。とにかく、色々な意味で蓄積の多い作家さんだとお見受けしました。今後のご活躍も楽しみ。
— 谷津矢車(戯作者/小説家) (@yatsuyaguruma) May 10, 2020
人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)
— Shige-san (@shige_art_) May 10, 2020
柞刈湯葉
あらいけいいちさんの表紙で、読み始めたSF短編集。
マグリットの「記念日」から着想した「記念日」は、絵画から小説へ転換された日常描写が面白く、実際この状況きたら困るなぁと想像し笑みがでた。 pic.twitter.com/xF5pCSLtG9
『人間たちの話』読んでる。SF短篇集。
— 梅津 (@s0920408) May 10, 2020
そのなかの「たのしい超監視社会」がグッとくる。自由やプライバシーという概念をそもそも若者が持っていない。相互監視は楽しいし告発は単なる点数稼ぎ。当たり前のことが違う違和感がとても怖い。 pic.twitter.com/BPGk1q7ROU
更新情報
— いんよう! (@inntoyoh) May 12, 2020
第91回【柞刈湯葉 短編集『人間たちの話』の感想①】
新刊が出たので感想を話しました。
世界観、文体、物語。たくさん語るべきことはあります。
結局、科学要素の取り込み方がとくに素晴らしいという結論にいたりました。
iTuneshttps://t.co/GBz2Zwjbnh#いんよう
柞刈湯葉『人間たちの話』(ハヤカワ文庫)
— 文喫 六本木 (@bunkitsu_rpng) May 13, 2020
愉しいSFを読むと、自分の器量の狭さが厭になってしまう。太陽系外縁天体群付近に店を構えるラーメン屋では、消化器官があるやつ全員が客だ。地球特産の重油味。おいしい…のだろう、だってキレイな石コロをくれるくらいだし。(涎)#おいしい #本日の一冊 pic.twitter.com/z0k6eYKuJb
日経夕刊で小谷真理さんが紹介していた柞刈湯葉(いすかりゆば)「人間たちの話」というSF短篇集を面白そうだから買ってくれとラーメン大好きな息子小6に頼まれ、たまたま開いてた書店に行ったらあって即購入。私も読んだけど6篇どれもおっもしろい! pic.twitter.com/YXx2rUw9Qk
— tunenishiwoomoe (@tunenishiwoomoe) May 14, 2020
「宇宙ラーメン重油味」は藤子F不二雄のモジャ公を思い出した。あたりまえな単位が星ごとにバラバラなのは愉快愉快。息子は意外や意外、「人間たちの話」がいちばんお気に入りだそう。私は「楽しい超監視社会」かな。息子と会話をわざわざ変なところで区切って話すのがちょっとブームになっている
— tunenishiwoomoe (@tunenishiwoomoe) May 14, 2020
更新情報
— いんよう! (@inntoyoh) May 19, 2020
第92回【柞刈湯葉 短編集『人間たちの話』の感想②】
感想回の後半です。相変わらずネタバレ満載です。
前回は表題作『人間体の話』を中心に話しましたので、今回はそれ以外の作品について話しています。
iTuneshttps://t.co/GBz2Zwjbnh#いんよう
人間たちの話(柞刈湯葉さん)#2020年3月刊応援
— 憂杞 - 小説 (@MgAiYK) May 23, 2020
6作のSF短編。「もし宇宙人が来店するラーメン屋があったら?」などのifから始まる物語や、時代に適応し移り変わる人の心理を鮮明に描いた物語が印象的。
書き下ろしである表題作では、そもそも人はなぜ未知の生命の存在に魅力を感じ真理を追究するか→ pic.twitter.com/tklmhdwL9P
に目を向けられたと同時に、同じく人の都合によってその真理が歪められてしまうことに遣る瀬無さを感じた。
— 憂杞 - 小説 (@MgAiYK) May 23, 2020
身近な人と宇宙全体の視点から交互に物事を見ることで、未来に起こり得る出来事に思いを馳せられる楽しい1冊。#2020年3月刊応援
『人間たちの話』が漸く届いた。夜はなにかと忙しいので、早起きをして「冬の時代」だけをゆっくりと読んだ。色々な意味でとても楽しかった!読み始めた時は星空がそれは綺麗だったけれど、朝が来て玄関を開けると昨日とさほど変わらないはずの景色が随分と違って見えた。#柞刈湯葉#人間たちの話 pic.twitter.com/XEFoJLWDwp
— かいよ (@kaiyo0102) May 22, 2020
「人間たちの話」が「なめ敵」と並ぶ初心者向けSF、かなり同意できる。表題作めちゃめちゃ面白かったし
— 329 (@_329_) May 29, 2020
自粛期間中と言うことで買えていなかった本を買ってきました。柞刈湯葉さんの『人間たちの話』 pic.twitter.com/qZn28N8XnA
— 飛浩隆 TOBI Hirotaka (@Anna_Kaski) May 30, 2020
今ほかの人の小説が読めないのですが、作者みずから筆を執った解説に惹かれて巻末の「No Reaction」を読みました。柞刈さんの小説は「機智の運動神経」がばつぐんなのと、あと何ともいえない愛嬌があって好きなのです。
— 飛浩隆 TOBI Hirotaka (@Anna_Kaski) May 30, 2020
作者解説があるとおり、本気かつ純度の高いサイエンス・フィクション…
「解説が」→「解説に」でした。
— 飛浩隆 TOBI Hirotaka (@Anna_Kaski) May 30, 2020
なるほどこの設定ならば透明人間小説の難問「なぜ全部透き通っているのに(光が素通しなのに)目が見えるのか」も解決ですね。クライマックスのサスペンスも、語りの仕掛けも周到で、そしてこれもやっぱり「人間たちの話」なのでした。
あらゐけいいちさんのカバーイラストもいいなあ。『ひかりより速く、ゆるやかに』みたく正面から見つめてくるのではなく、クールでキュートな横顔たち。
— 飛浩隆 TOBI Hirotaka (@Anna_Kaski) May 30, 2020
『人間たちの話』柞刈湯葉(ハヤカワ文庫)
— こにぱん (@sophia_reneko) May 31, 2020
すべての短編がとても面白かった。
「宇宙ラーメン重油味」はありとあらゆる宇宙人がラーメンを食べにやって来るので好き。
「たのしい超監視社会」はユートピアだと思う。 pic.twitter.com/xiv6uHyakL
昼休みを使って何日もかけて「人間たちの話」読了。柞刈先生の小説は初めて読むけど(そういえば横浜駅SFも読みたいと思ったきり読んでいなかったし)カガクのガンチクが織り混ぜられつつも読みやすくで短篇集なので集中力の無い私にも優しい作りだし何より面白かった。
— 猫町 (@nekomachist) June 5, 2020
ヤンデル先生のヨンデル選書フェアのつながりリストに、『がん‐4000年の歴史‐ 』、『ホワット・イフ』、『ハウ・トゥー』、『人間たちの話』など選んでいただいています。ありがとうございます〜 https://t.co/7cuN6FjCb6
— 早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部 (@hykw_SF) June 6, 2020
#いんよう 第92回 『人間たちの話』(柞刈湯葉著 早川書房刊) 感想回続き いっちーさんと先輩の誉め言葉が「腹たつ」なの面白かった。私は前回の放送を聞いて読んでみよっかなと思って電書で購入。
— 今尾 唱寿 (@Imao_Syoju) June 6, 2020
読んで見て私は『人間たちの話』から『宇宙ラーメン重油味』への味わいの変化が好きだな。なんだか読んでて湿度が低い感じがするんだよな。頭良くて人見知りの方なのかな、とも思う。
— 今尾 唱寿 (@Imao_Syoju) June 6, 2020
『たのしい超監視社会』を読んで、実名でネットやるのが当たり前の若い世代を理解できない自分は「老人」でもあるし、少し上の世代よりはネットに親和性があり「二十一世紀の若者」分も持ってて、でもその違いを考えると哲学も思った程なくて、自己認知が揺らいで少し不安になった。
— 今尾 唱寿 (@Imao_Syoju) June 6, 2020
『記念日』はなんかポスドク時代を思い出したなあ。『No Reaction』は、力学で反作用がない、とするとクーロン力は?光が物にあたったら分極が励起されるけど?とうっすら思いつつ、これはこのノリに乗っかろう、と思って乗っかった。
— 今尾 唱寿 (@Imao_Syoju) June 6, 2020
なんだかんだでわたし、生物と化学の知識が足りないが興味はあるので、宇宙ラーメンの調理に萌えたなあ。
— 今尾 唱寿 (@Imao_Syoju) June 6, 2020
柞刈湯葉さんのSF短編集「人間たちの話」買って読んでるんだけど、まさかの1984年オマージュ作品がでてくるとは思わなかったし、イースタシアで国民相互監視がなりたっちゃったゾッとするオチも含めて面白い…「横浜駅SF」も大好きだけど短編も読み応えあって好きだな…
— sakajun (@Blanketkuma) June 7, 2020
SFならではの現代社会への皮肉というか警鐘というかパロディというか、個人的に好きな要素が入っていて好き。
— sakajun (@Blanketkuma) June 7, 2020
イベント告知
『人間たちの話』の著者・柞刈湯葉さんがご登壇されるトークイベントが、6月13日(土)に催されます。お話の聞き手は池澤春菜さんと堺三保さん。有料イベントですが、ZOOMを使用されるので全国津々浦々、どこからでもご参加いただけます。詳しくはこちらのリンク先をどうぞ。