〈V・I・ウォーショースキー〉シリーズ最新作! 初めての人でもわかる『クロス・ボーダー』登場人物紹介!
四年ぶりのシリーズ最新作となる、サラ・パレツキー『クロス・ボーダー』。シリーズの中でも最上級の面白さを誇る本作を〈V・I・ウォーショースキー〉シリーズを今まで一度も読んだことがないという方でもぜひ読んでほしいということで、初めての人でもわかりやすく本作の登場人物表をさらに詳しく書き直しました!
シリーズ初めての方はもちろん、今まで読んできたファンの皆様の復習のお役に立てれば幸いです!
◎シリーズ初めての方でもここからわかる!
『クロス・ボーダー』登場人物表
シリーズ19作目となる最新作『クロス・ボーダー』では、これまでのシリーズでの人間関係を少し知っているともっと楽しめる要素がたくさんあります。ということで、V・I・ウォーショースキーのこれまでを少し振り返りながら、彼女の人間関係と本作の主要登場人物をリストにしてみました。
今作でも大活躍のシリーズでおなじみの人たち
● V・I・ウォーショースキー
本シリーズの主人公。本名のヴィクトリアからとってヴィクと呼ばれる。シカゴでは名の知れた私立探偵であり、金融関係を得意とする。信念を決して曲げず、やるべきだと思ったことは必ずやり遂げる、弱気を助け強気を挫く一本芯の通った女性。
● ロティ・ハーシェル
女性医師。ヴィクにとっては大親友であり、母のような存在でもある。運転が非常に荒いという一面もあったりするもが、ヴィクにとってはかけがえのない存在。今作では彼女の又甥が事件に巻き込まれることになる。
● マリ・ライアスン
元《へラルド・スター》紙の犯罪担当記者。《ヘラルド・スター》が〈グローバル・エンターテインメント〉に買収されたため、現在は〈グローバル〉のレポーターをしている。ヴィクとは腐れ縁の仲。
● ミスタ・コントレーラス
ヴィクの住むアパートの隣人。90代のおじいちゃん。おしゃべりでおせっかいで心配性だが、ヴィクにとっては家族のような存在。そしてもちろん、ミスタ・コントレーラスにとってもヴィクは家族のような存在。
● ディック・ヤーボロー
ヴィクの元夫で弁護士。ヴィクとは27ヵ月(作品によっては18ヵ月とも)の短い結婚生活を送ったのち、決定的なすれ違いが原因で離婚することになった。今作では彼が事件の鍵を握る。
●テリー・フィンチレー
現在はシェイクスピア署の警部補で、ヴィクとは彼女の父親が警察官だった頃の知り合い。彼がまだパトロール警官だった頃からの仲で、長い付き合いではあるものの今は少しお互いに距離を置いている。
今作で重要な役割を果たす人たち
●フェリックス・ハーシェル
ロティの又甥。イリノイ工科大学に通う学生だが、シカゴの森林保護区で死体が見つかった事件の被疑者になってしまう。
●リノ・シール
ディックの姪。《レストEZ》というペイデイローン会社に勤めていたが、ある日、失踪してしまう。
●ハーモニー・シール
リノの妹。リノが失踪したのを心配してヴィクの元を尋ねるが、彼女も事件に巻き込まれていくことになる……。
●ルロイ・マイクル・フォーサン
殺された青年。何やら秘密を抱えているようだが……?
◎書誌情報
タイトル:『クロス・ボーダー』上 下
著者:サラ・パレツキー
訳者:山本やよい
価格:各1,100円+税
刊行レーベル:ハヤカワ・ミステリ文庫
※書影等はAmazonにリンクしています。