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🎊結果発表🎊『さやかに星はきらめき』ディスプレイコンテスト

村山早紀さん最新刊『さやかに星はきらめき』の刊行を記念して、2023年11月17日~2024年1月10日に、ディスプレイコンテスト を開催いたしました。

期間中、13の書店さまにエントリーいただきました。すてきなディスプレイで『さやかに星はきらめき』を読者のみなさまに届けてくださり、ありがとうございます。

受賞作品は以下のとおりです。


村山早紀賞 大賞

紀伊國屋書店笹塚店さま


村山早紀賞 優秀賞

ブックポート大和店さま

村山早紀賞 特別賞

文苑堂書店 新湊店さま

早川書房賞 大賞

TSUTAYA BOOKSTORE APIT京都四条さま


早川書房賞 特別賞

紀伊國屋書店クレド岡山店さま


早川書房賞 特別賞

くまざわ書店永山店さま


村山早紀 講評

苦悩しつつ、心を鬼にして、純粋に作品として選ばせていただきました。

ディスプレイは、お店によって飾れる場所に違いがあること、写真での審査になるので撮り方によって印象も変わることなど、完全に平等な条件で判断することは難しいので、不利になったお店もあるかと思います。きっと実際にお店で見ると素敵なんだろうなあと思う作品がいくつもありました。

大賞の紀伊國屋書店笹塚店さんは、全体を見たときのインパクトがあり、動きと光がある楽しさもあり、灯籠ひとつひとつに各章の物語が切り絵で入っていたりなどの細やかな作品への愛情もありで、一等賞を決めるならやはりこちらだろうと思いました。立体の星や、プレゼントの箱のリボンの作りの美しさ、POPの字が読みやすいことなどの技術もさすがだと思いました。

優秀賞のブックポート大和店さんは、色使いのセンスが良いのと、あまり見ないタイプの立体的な装飾だったこと、本とともに売り場に置かれたときの特に色彩のバランスの良さに惹かれました。何より(右下のトランクやクリスマスツリーにいたるまで)ひとつひとつのパーツが繊細で手が込んでいて素敵でした。大賞とはかなり僅差での優秀賞だと思っていただけたら。

どちらの作品も、完成までにかかった時間と作ってくださった方々の想いを想像し、ただ胸打たれます。

そして特別賞として、文苑堂書店新湊店さんを選ばせていただきました。
拙著の新刊が出るごとに、毎回のように、大がかりで華やかで、隅々まで心のこもった、素敵なディスプレイを作っていただいて感謝しています。今回もオリジナルのパネルや垂れ幕、敷かれた紙が美しく、それが中心に置かれた、表紙の絵柄をあしらった丸いパネルを引き立てていて、素敵だなあと思いました。クリスマスの時期には、ツリーと相まって、さぞ映えたことでしょう。さりげなく既刊を添えていただいていて、小さなフェアにもなっているところもまたありがたかったです。

以上、三つのディスプレイを選ばせていただきましたが、惜しくも三つの枠の中に入りきらなかった作品もあります。
たとえば、紀伊國屋書店クレド岡山店さん。愛らしい感じとあたたかさ、楽しさが捨てがたく。たぶん実際の売り場だとさらに可愛らしく見える装飾だったろうと想像します。
いやいやなんとか賞を差し上げたいと迷ったのはもっと、いくつものお店です。いっそすべて。みんな素敵で、とても良くて。安定していて。センスが良くて。完成度も高くて。
著者としては、すべてのディスプレイがあの本への最高の贈り物のようで、胸が痛くなるほど嬉しかったです。
キャサリンたちの代わりにお礼を。
ありがとうございました。

選評で触れなかったお店のディスプレイについて、以下に感想を。

ジュンク堂書店 南船橋店さま
すっきりとした飾り方で、このシンプルさはありだと思いました。手描きのPOPの言葉のまっすぐさも好きです。そうです、この本は私からの贈り物でもあったかも知れない。

みどり書房桑野店さま
いつもディスプレイが素敵なお店で、参加してくださると聞いて楽しみにしていました。オリジナルのパネルが美しいですね。さすがです。キラキラのモールが本の表紙の箔のキラキラと響き合うようで素敵。

うさぎや矢板店さま
安定のうさぎや矢板店さんです。今回もシックで素敵でした。立体のお星様や、月のような黄色い背景が引き立てている黒猫のあしらいがさすが。下の方に、ツリーのオーナメントが下がっているのも可愛くて。
「未来の本はどこに?」のひと言も好き。

TSUTAYA BOOKSTORE APIT京都四条さま
素材の使い方やあしらいが、良い意味で書店さんの装飾の王道という感じで、かっこいいなあと思いました。とくに上部の、表紙の絵を立体にしてあしらっているあたり。お店でさぞ目を引き、映えたでしょうね。

アバンティブックセンター宝塚中山店さま
オーロラ色のツリーとか、飾られた雪とかロケットとかプレゼントの箱の絵とか、全体の雰囲気が可愛くて好きでした。左側の手描きのキャサリン達がほんとうに良くて。なでなでしたくなります。

書泉ブックタワーさま
クリスマスらしい、シンプルで綺麗で美しいディスプレイですね。緑の布と白いモール、赤くてつやつやのオーナメントの取り合わせがほんとうに素敵。センスいいなあ、と思いました。後ろのコルクボードを良い感じに使ってる辺りもナイスですね。

文教堂王寺店さま
デコパージュっぽい工夫が素敵で、とても好きでした。上の棚に湊さんの新刊を展開なさっていて、その蝶の飾りがさりげなくこちらの棚も彩っていて、綺麗ですね。
それと、Xのポストで書いてくださっていた、「地球の枠を超えた冒険が今、本屋で始まります」のひと言がかっこよかった。

宮脇書店境港店さま
広々とした空間が、全体的にもふもふふわふわしていて、清らかで、拝見していて幸せになります。中心に置かれたぬいぐるみたちががんばってお勤めを果たそうとしているみたいで、そこも良くって。

くまざわ書店永山店さま
手描きのPOPも、スノーグローブのような飾りも、天井から吊られた星も、登場人物達がくるくるまわる地球も、ひとつひとつあたたかくて愛らしくて。きっと、おとなのお客様にはどこか懐かしく、子どもたちには夢が広がる空間になっているだろうなあ、と思いました。

早川書房 講評

毎日Xで #さやかに星はきらめきディスプレイコンテスト を検索し、エントリー作品が増えるたびに、編集、営業、プロモーションの担当者全員でよろこんでおりました。
すばらしい作品ばかりで、選考は困難を極めました。

大賞のTSUTAYA BOOKSTORE APIT京都四条さまは、棚を縦に大きく使ったディスプレイにインパクトがあり、統一感のある色遣いと相まって、とても目を引かれました。
特に棚の上に広がる装画を貼り絵で制作いただいており、本書ともリンクするような、温かみやどこか懐かしみを感じました。また本に添えられた白い花もワンポイントのアクセントがあり素敵でした。

特別賞の紀伊國屋書店クレド岡山店さまは、エンド台をフル活用したディスプレイ! 天井から吊り下げられた星やシャボン玉が幻想的で、思わず『さやかに星はきらめき』を手に取ってしまう展開が素敵です。
白いお花がちりばめられているのもあたたかみがあって素敵ですが、何といっても天使やネコビトのイラストのかわいらしさが心を温めてくれるようで心惹かれました。

そしてもうひとつの特別賞のくまざわ書店永山店さまは、丁寧な三つの手作りPOPが魅力的でした。
スノードーム風のPOPは楽し気な動物やツリーは人目を引き、 四角いPOPは書籍の内容を簡潔に伝え、地球型のPOPは回転するギミックで手を伸ばしたくなる……と、それぞれに違った役割があり大変テクニカルなディスプレイだと感じました。

どのディスプレイも作品への愛にあふれていて、胸が熱くなるものばかりでした。
本コンテストにご参加くださったすべての書店様に感謝申し上げます。


入賞された書店さまには、賞品を進呈いたします。
発送は1月下旬を予定しております。

このたびはコンテストにエントリーいただきありがとうございました。
これからも『さやかに星はきらめき』をよろしくお願いいたします!


◆書誌情報

タイトル:さやかに星はきらめき
著者:村山早紀(むらやま・さき)
ISBN:978-4-15-210285-0
定価:1870円(税込)
発売日:2023年11月21日

◆著者紹介

村山早紀(むらやま・さき)
一九六三年長崎県生まれ。「ちいさいえりちゃん」で毎日童話新人賞最優秀賞、椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』『百貨の魔法』『魔女たちは眠りを守る』『風の港』『不思議カフェNEKOMIMI』、シリーズに「コンビニたそがれ堂」「竜宮ホテル」「花咲家の人々」「かなりや荘浪漫」「桜風堂ものがたり」など多数。

◆あらすじ

母なる星地球が生物の住めない惑星と化してのち幾星霜。 人類と共に地球を離れた犬猫は、新しい人類 イヌビト(犬人)、ネコビト(猫人)へと進化し、「古き人類」ヒトとともに星の海で暮らしていた。月に住むネコビトの編集者キャサリンは、新聞社の記念事業として興された出版社で “人類すべてへの贈り物になるような本”を作ることになり、宇宙で語り伝えられるクリスマスの伝説を集めてゆく。はるか遠い星で開拓民の少女に“神様”が見せた奇跡を描く「守護天使」、歌や映画、ドラマを載せて銀河を駆ける宇宙帆船の誕生秘話「魔法の船」、時代を遡り、過去の地球での異星人と少女の交流を描く「ある魔女の物語」……。 人類への愛に満ちた珠玉の連作短篇集。

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