東出昌大 初執筆!  休日の愉しみ、寄席での一日

「寄席ぇ来たら“古典芸能”を鑑賞しようなんて思わない方が良い。ここは普段お疲れの皆様方が頭を休めるところですから。ボーッとしてる間に終わって、何だったか分かんない内に帰る。それが一番いいんですよ」

 寄席について、私の敬愛する噺家、三代目古今亭志ん朝は噺の枕でこう語る。

 今回は、寄席に行かれた事の無い方にむけて、私なりに魅力を紹介できたらと思い、慣れない筆をとった。

 ちょうど、先日寄席デビューの友人Aを連れて演芸場に行った。その日を時系列に沿って振り返りながら、空気感を感じて頂けると幸いです。

 寄席なんて、そんな難しいところじゃない。

 志ん朝の言葉を借り、是非、「ボーッとしながら」読んで頂きたい。

 十一時三十分、上野駅不忍口改札前で待ち合わせ。

 少し早く着いたので、駅ビルの中の「みはし」であんみつを二つ買っておく。酒をあまり飲まないAは、喜んでくれるだろうか。

 少し遅れて合流したAは、満面の笑みで立っていた。

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