見出し画像

【応募〆切ました】アイスランド女性文学賞受賞。〈男らしさ〉と家族のかたちを見つめ直す青春小説『花の子ども(仮)』読者モニター募集

3月9日応募受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。

***

世界経済フォーラムが公表する、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数のランキングで、11年連続で1位となるアイスランド。

そのアイスランドで発表され、「新しい男性の姿を描き出した」点を評価され、アイスランド女性文学賞を受賞した長篇小説『花の子ども(仮題。原題Afleggjarinn)』を4月に早川書房から刊行します。

発売に先立って、『花の子ども(仮)』のゲラを読んで、ご感想をいただけるかたを募集します。

◎『花の子ども』とは

アイスランドの作家、オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティルによる3作目の長篇小説です。
2007年に発表された本作は、アイスランド女性文学賞を受賞し、北欧理事会文学賞にもノミネート、国際的に注目されます。とくにフランスで高く評価され、同国で最も権威ある文学賞のひとつ、フェミナ賞(女性の審査員による文学賞)の候補ともなり、フランスのみで40万部を超えるベストセラーとなりました。28の言語で翻訳が決まっています。

著者:オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル
訳者:神崎朗子
ページ数:366ページ
ジャンル:文芸

◎内容紹介

温室育ちの青年の成長を、飄々としたユーモアで描く長篇小説。
母が遺した珍しいバラをもって、僕は旅に出る。めざすは、外国の修道院にある庭園。ところが、世間知らずで、妄想がちな僕を待ち受けるのは、トラブルと空回りの連続だった!?
機内では腹痛にもだえ、森でさ迷う。旅で出会った女性たちとの関係を妄想してしまうけれど、彼女たちは僕の期待をすり抜けていく。ついに到着した修道院の庭園は荒れ果て、やがて、おもいがけない訪問者が現れる。かつて僕と一夜だけ関係をもった女性が、赤ん坊を預けにきたのだ。こんな僕が父親に!? バラと僕は、この地に根を下ろせるのか?

シンプルで味わい深い文章で描かれる、アイスランドの風景と修道院のバラ園。ゆったりとした時が流れる小さな村。おだやかな修道士たちの暮らしと、すくすく育つ赤ん坊。「現実」のままならさに、妄想と思い込みを打ち砕かれ、振り回されながらも、成長していく22歳の青年を描いた、アイスランド発の傑作長篇小説。

◎著者について

画像1

(C)Saga Sig

オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル
Auður Ava Ólafsdóttir
1958年、アイスランド・レイキャビーク生まれ。小説家・詩人。アイスランド大学で美術史と美術理論の講師を勤めていた。2004年、長篇第2作『11月の雨 Rigning í nóvember』が話題となる。2007年に発表された『花の子ども』は、アイスランド女性文学賞を受賞し、北欧理事会文学賞にもノミネート、国際的に注目される。その後の作品でも、アイスランド文学賞(2016)、北欧理事会文学賞(2018)、メディシス賞(2019)などを受賞した、現代アイスランドを代表する作家。これが、日本でははじめての紹介となる。

◎応募の条件

〇応募できるかた
・職業、年齢、性別不問
・『花の子ども(仮)』を最後まで読み、ご感想をお送りいただける方

〇応募の方法
こちらのフォームからご応募ください。(3/9追記。応募〆切ました。)

〇応募の期間
2021年2月22日(月)~3月8日(月)

〇募集する人数
若干名
※応募者多数の場合は、「ご応募の理由」や「最近読んだ本・好きな本」などを参考に選考します。

〇結果発表
モニターをお願いするかたには、記入いただいたご住所までゲラを順次お送りします。(ゲラの発送をもって結果発表といたします)

※いただいた感想・コメントは、POP、帯など販促物のほか、早川書房ホームページならびにTwitter、Facebookなどの各種SNSで使用させていただく場合があります。

※ご自身のブログやTwitterなどへの感想書き込み・ご紹介も大歓迎です。編集中のゲラを使用する関係上、内容・表現に変更がある可能性がありますので、ゲラからの本文引用はご遠慮ください。

感想・コメントをお寄せいただける方は、可能であれば、2021年3月22日(月)までにいただけますとさいわいです。どうぞよろしくお願いいたします。

(編集担当:窪木竜也

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!