2022年に惜しまれつつ亡くなったグレッグ・ベア。早川書房では、傑作中篇二篇をカップリングした四月刊の『鏖戦／凍月』の電子書籍を紙版書籍と同時配信します。
また、これまで早川書房から刊行された作品では『ブラッド・ミュージック』のみ配信されていましたが、それ以外の作品についても4～6月にかけて電子化されることになりました。
まずは日本オリジナル短篇集『タンジェント』。ヒューゴー賞・ネビュラ賞を受賞した表題作ほか全十篇を収録。山岸真さんの編者解説は事実関係などを現在にあわせてアップデートしています。
そのほか、アシモフが遺した傑作シリーズを甦らせた《新・銀河帝国興亡史》第二弾、そしてハヤカワ文庫ＦＴから刊行された二作品まで、ベアの名作の数々が一挙電子化されることとなります。ぜひこの機会にお求めください。早川書房ではこれからも過去のＳＦ、ファンタジイの名作を電子化していきます。
また、読み放題サービスにも参加しています。4月には栗本薫氏執筆分の《グイン・サーガ》が一挙ラインナップ化されました。そのほか、ジャック・キャンベルの人気シリーズ《彷徨える艦隊》の正篇・外伝、前日譚《彷徨える艦隊　ジェネシス》がサービスに投入されています。
新規電子化作品、読み放題サービスへの投入作品とあわせて、今後の電子書籍のラインナップにどうぞご期待ください。

■グレッグ・ベア作品配信リスト

4月配信
『永劫』（上・下）
『久遠』（上・下）
『タンジェント』

5月配信
『天空の劫火』（上・下）
『天空の殺戮』（上・下）
『火星転移』（上・下）

6月配信
『ファウンデーションと混沌』（上・下）
『女王天使』（上・下）
『無限コンチェルト』
『蛇の魔術師』