いま本屋さんが面白い! 『三体Ⅲ 死神永生』注目の売場ご紹介
全国書店で絶賛発売中の『三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)』。シリーズ完結ということもあり、大きなスペースを使って三部作すべてを並べている書店も数多く見られます。どこも気合のこもった売場ばかりですが、そんななかでも書店担当者の過剰なまでの熱意が溢れ出ている売場を3店舗ご紹介します。まさに三者三様の三体売場です、ぜひともお立ち寄りください!
紀伊國屋書店新宿本店
かつてこんなに金色に輝く本屋さんの売場はあったでしょうか……?と思ってしまうほど光り輝く売場は紀伊國屋書店新宿本店。こちらの売場は『三体Ⅱ』刊行時も「三体ロード」を作成するという創意工夫あふれる売場で、今回の目玉は中央に起立する三角柱。「3」にこだわった売場です!
三体シリーズの訳者の一人大森望さんも来店され、キンキラキンぶりに驚きの一言。
丸善丸の内本店
こちらは文芸書コーナーにてミニパネル展を開催中です。作者の劉慈欣氏のプロフィールや作品の映像化情報、劉慈欣氏のコロナ禍への言及(『世界SF作家会議』より抜粋)など、作品理解が深まるさまざまな情報に触れることができます。
おかげさまで売上1位!
ブックファースト新宿店
こちらでは〈三体〉シリーズを中心に、早川書房SFまつりを開催中です! クラークの傑作『夏への扉』やケン・リュウ短篇を原作とする映画の公開が控えるなか、三体のみならずSF全体を盛り上げたいという担当者の熱意が何台もテーブルを独占する勢いで溢れています!
こちらにも大森望さんご来店! コーナーの端から端までなんと16歩分とのこと!
中国などアジア圏SF小説、映像化原作のSF小説やタイムトラベルもののSF小説を集めているほか、これからは6月2日発売の『SFプロトタイピング──SFからイノベーションを生み出す新戦略』のコーナーも追加される予定です。ビジネスパーソン層の多い同店舗らしい売場になりそうです!