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【ブッカー国際賞受賞】戦場で親友を失った青年兵の叫び。第一次大戦の極限状況に迫る、戦争文学の傑作『夜、すべての血は黒い』(ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳)7/18発売

早川書房は、フランスの作家、ダヴィド・ディオップ『夜、すべての血は黒い』(原題 Frère d'âme)を2024年7月18日に刊行します。

フランスでは「高校生が選ぶゴンクール賞」を受賞し、その英訳が「ブッカー国際賞」を受賞した、戦争文学の新たな傑作です。

夜、すべての血は黒い
ダヴィド・ディオップ、加藤かおり 訳
2024年7月18日、紙・電子書籍同時発売
定価2,640円(税込)
装幀:奥定泰之

◉あらすじ

友よ、おまえの魂はどうすれば救われるのか?


セネガル歩兵のアルファは、瀕死の友をまえに決断を迫られていた。

第一次世界大戦でフランスに動員された20歳のアルファと同郷の友マデンバ。対ドイツ軍の塹壕戦で、マデンバは死に瀕していた。腹を切り裂かれた苦しみは凄まじく、一思いに殺してほしいというマデンバの懇願に、アルファは――。

この日を境にアルファは変わった。ドイツ兵を捕らえ、腹を引き裂き、苦しむ相手を殺してやり、手を切り落としてゆく。仲間からは英雄扱いされるものの、持ち帰る手が増えるたびに、恐れられていった。それでもアルファの復讐は止まらずに……。

戦争という極限状況におかれ、人間性と非人間性、服従と自由に引き裂かれてゆく青年の心理を鮮烈に描き出す、新たな戦争文学。フランスで25万部突破。

◉続々受賞

高校生が選ぶゴンクール賞、ブッカー国際賞、アマドゥ・クルマ賞、ストレーガ・エウロペオ賞

◉著者紹介

ダヴィド・ディオップ David Diop 

©Eric Traversié (禁転載)

1966年パリにて、セネガル人の父、フランス人の母のもと生まれる。幼少期をセネガルで過ごした後、ソルボンヌ大学で博士号を取得。フランス南西部にあるポー大学にて18世紀のフランス文学を教える。2012年、1889, l'Attraction universelleで作家デビュー。その後、第一次世界大戦終結100周年にあたる2018年、当時の塹壕戦を描く本書『夜、すべての血は黒い』を刊行。高校生が選ぶゴンクール賞を受賞し、フランス国内で25万部を超えるベストセラーとなった。また2019年には、サハラ以南アフリカにルーツをもつ作家のフランス語作品を対象とするアマドゥ・クルマ賞と、イタリア語に訳された欧州の優れた作品に与えられるストレーガ・エウロペオ賞、2021年には英語版がフランス人作家の作品として初めてブッカー国際賞を受けるなど、国際的に高い評価を得ており、35️カ国以上で翻訳が決まっている。

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夜、すべての血は黒い』(ダヴィド・ディオップ、加藤かおり訳)は、早川書房より、2024年7月18日に紙・電子書籍同時発売します。


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