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原尞氏推薦! 次代を担う作家の最高傑作にして渾身のハードボイルド。伊兼源太郎『祈りも涙も忘れていた』8/17刊行

警察、マスコミ、司法などの題材を中心に活躍し、著作が次々と映像化されて各界注目の作家、伊兼源太郎氏。
ミステリマガジンでの連載中から評価の高かった警察ハードボイルド、『祈りも涙も忘れていた』が今夏待望の書籍化! 直木賞作家・原尞氏も推薦する本作は、伊兼氏の最高傑作となりました。ブレイク必至の著者の最新作、乞うご期待!


■『祈りも涙も忘れていた』書影

装幀:高柳雅人

原尞氏(作家)推薦!
「新聞記者、警察小説、愛読書――作家の経歴のすべてが実を結んだ」

■あらすじ

事件を解決する、たとえ何人殺そうとも――
若きキャリア警察官の正義と罪。
次代を担う作家の最高傑作にして渾身のハードボイルド

 管内の犯罪認知件数が全国ワースト5に入るV県警捜査一課に配属された新人キャリア警察官の甲斐彰太郎。彼は、警官一万人以上が所属する大所帯で、実地経験のないまま管理官として放火事件捜査の陣頭指揮を執ることになる。
 ノンキャリアの警官たちから面従腹背の扱いを受けつつも、捜査一課長の大東、一課四係班長の渡辺、所轄署刑事の阿南らの助力を得て、甲斐は県警内で捜査の主導権を確立していく。
 やがて管内で凄惨な殺人事件が次々と発生。見せしめのごとき死体遺棄と捜査関係者の不審死、その背後には警察関係者が? 一連の事件の黒幕を突き止めるべく捜査を始めた甲斐を待ち受けていたのは、十二年前の警官焼死事件に端を発する、V県の警察・政財界を揺るがす一大疑獄だった……。
 次代を担う警察小説作家が満を持して放つ、渾身のハードボイルド長篇。

■著者紹介

伊兼源太郎(いがね・げんたろう)
1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。国内外のハードボイルド小説を愛読し、新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2015年に『事故調』、2021年に〈警視庁監察ファイル〉シリーズの『密告はうたう』がドラマ化され話題となる。他の著書に〈地検のS〉シリーズ、『巨悪』『金庫番の娘』『事件持ち』『ぼくらはアン』などがある。警察、マスコミ、司法などの題材を中心に活躍する組織小説の雄。

■書誌情報

伊兼源太郎『祈りも涙も忘れていた』早川書房
四六判上製 本体価格2200円(税込)
装幀:高柳雅人
発売日:2022年8月17日 (電子版同時配信)