
ザック・ジョーダン『最終人類』、著者によるコミックのご紹介
ザック・ジョーダン『最終人類』上・下(中原尚哉訳)はハヤカワ文庫SFより好評発売中です。
あらすじ ありとあらゆる種属がひしめく広大なネットワーク宇宙。その片隅の軌道ステーションで、ウィドウ類の元殺し屋の母親と暮らすサーヤには秘密があった。宇宙種属にもっとも憎まれ、絶滅させられた「人類」の生き残りだったのだ。この秘密のため、彼女はネットワークに必須のインプラント手術を受けられず、まともに仕事も探せない。だが、そのサーヤの正体を知る集合精神オブザーバー類が突然、現われた! 新時代冒険SF
本書にいただいた書評や感想コメントをいくつかご紹介しますと……
記事書いた。これはマジサイコーなやつ。
— 冬木糸一 (@huyukiitoichi) March 25, 2021
階層の異なる知性間の超知性大戦を描き出す『天元突破グレンラガン』級のスペース・オペラ──『最終人類』 - 基本読書https://t.co/W6QJnP4R8R
いまごろやっと読んだザック・ジョーダン『最終人類』も(部分的に)蜘蛛SFだった。というか蜘蛛SFパートがいちばん面白かった。後半はちょっと『三体Ⅲ』っぽいところも。
— 大森望 (@nzm) April 10, 2021
ザック・ジョーダン『最終人類』読了 巨大蜘蛛型宇宙人が人類を養育するという設定だけで及第点が出た 凄惨な戦争を引き起こした過去から根絶やしになったはずの人類の生き残りが主人公で、ネットワーク化された宇宙の中で同胞を探し回ったりネットワークと同化したり邪悪宇宙人と戦ったりする
— K [kéi] (@kkk_243) April 17, 2021
蜘蛛。蜘蛛です。蜘蛛型エイリアンのウィドウ類のシェンヤと「最後の人類」サーヤによる前半パートが面白かったというご意見をいくつかいただきました。この部分をもっとお読みになりたい方……いらっしゃいますよね?
そんなみなさまに、著者ザック・ジョーダンがお送りする小説版『最終人類』の前日譚コミックThe Last Human (in a Crowded Galaxy) をご紹介いたします。銀河中で忌み嫌われている人類の生き残りサーヤとその養母である恐ろしいウィドウ類のシェンヤのハートウォーミングなコミックです(英語版のみの公開です)。
第1話はこちら「母はいちばんよくわかっている」 Mother Knows Best。4月末時点で27話まで公開されています。
ザック・ジョーダン『最終人類』上・下 中原尚哉 訳
ハヤカワ文庫SF
カバーイラスト:緒賀岳志
カバーデザイン:岩郷重力