第96回アカデミー賞🄬主演女優賞を受賞(エマ・ストーン)! 映画『哀れなるものたち』の原作小説、好評発売中!
早川書房は、スコットランドの作家、アラスター・グレイ『哀れなるものたち』(原題 Poor Things)を2023年9月26日に刊行します。
本作をもとに作られた映画『哀れなるものたち』(監督:ヨルゴス・ランティモス/主演:エマ・ストーン)が、数々の賞を受賞・ノミネートされて話題となっています!
第96回アカデミー賞🄬にて主演女優賞、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞!(2024/03/11)
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第96回アカデミー賞🄬にて11部門ノミネート(2024/01/23)
第81回ゴールデングローブ賞にて作品賞・主演女優賞(ともにミュージカル・コメディ部門)受賞(2024/1/9)
第80回ヴェネチア国際映画祭 最高賞、金獅子賞受賞(2023/9/12)
原作小説は、スコットランドを代表する作家アラスター・グレイによるもの。1992年に発表され、ウィットブレッド賞とガーディアン賞という英国の文学賞をW受賞しています。
◆あらすじ
19世紀末、グラスゴー。
異端の科学者バクスターは驚異の手術に成功する。身投げした女性に胎児の脳を移植して蘇生させたのだ。その女性――成熟した肉体と無垢な精神をもつベラは、バクスターの友人マッキャンドルスら男たちを惹きつける。
ところが、彼らの思いをよそに、ベラは旧弊な街を飛び出し、旅するなかで急速な成長をとげる。そのとき、彼女が知った真実とは?
知的な仕掛けと奇想によって甦るゴシック小説の傑作!
「女性版フランケンシュタインの怪物」とも言われる小説が、どんな映画になるのでしょう? 映画の日本公開は、2024年1月26日(金)からです。待ち遠しいですね!
それに先がけて、小説版は、9月26日より紙・電子で同時発売です。気になる話題作を、いち早く読んで知るのはいかがでしょうか。
◆小説カバーと映画ビジュアル帯
『哀れなるものたち』のカバーのイラストは、著者アラスター・グレイ自身が手掛けています。
上記のカバーに、映画ポスターを全面に載せた帯で店頭展開します!
◆著者アラスター・グレイ紹介
1934年、グラスゴー生まれ。スコットランドを代表する小説家。画家、劇作家、脚本家としても活躍した。美術学校在学中に執筆をはじめ、三十年近い年月をかけて完成させた初長篇『ラナーク 四巻からなる伝記』(1981)がアントニイ・バージェス、デイヴィッド・ロッジ、ブライアン・オールディスらから絶賛され、母国のみならず英文学においても主要作家となった。リアリズム、ファンタジー、SFが入り交じる作風が特徴。自筆のイラストを装幀、挿絵に使用することで知られる。『ラナーク』のほかに短篇集『ほら話とほんとうの話、ほんの十ほど』の邦訳がある。1992年発表の本書は長篇第六作にあたり、ウィットブレッド賞、ガーディアン賞をダブル受賞した。名実ともに著者の代表作である。2019年没。
The Alasdair Gray Archive
https://thealasdairgrayarchive.org/
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◆書誌情報
・書名:『哀れなるものたち』
・著者:アラスター・グレイ
・訳者:高橋和久
・ 2023年9月26日発売(紙、電子版同時発売)
・定価1,650円(税込)