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2016年本屋大賞翻訳小説部門第1位受賞!『書店主フィクリーのものがたり』著者ガブリエル・ゼヴィンによる最新作『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)』(池田真紀子訳)10月刊行のお知らせ

 早川書房から2023年10月に、『書店主フィクリーのものがたり』著者ガブリエル・ゼヴィンによる最新作『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)』(池田真紀子訳)を刊行予定です。
 幼なじみのハーヴァード大学の学生とMITの学生が一緒にゲームを作り、一夜にしてゲーム業界で成功をおさめた二人の約三十年にわたる友情と恋愛を描き、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーに毎週ランクインしている全米話題作。「ファミコン」「ドンキーコング」「スーパーマリオブラザーズ」「メタルギアソリッド」など、一つでもひっかかるワードのある方にはたまらない作品です。

■あらすじ
1987年、アメリカ西海岸。
少年サムは交通事故で脚を怪我して入院していた。
少女セイディは病気の姉を見舞いに病院にやってきた。
二人が出会ったのは病院のゲーム・ルーム。一緒に〔スーパーマリオブラザーズ〕をプレイする。その後、二人の友情が何十年も続くとは知らずに……。
1990年代、ボストン。
サムはハーヴァード大学に進学し、セイディはMITに進学した。大学三年生のある寒い日、二人は再会する。二人が協力して作ったゲーム、〔イチゴ〕はまたたく間に成功をおさめ、二人はゲーム界の寵児となる。富も名誉も得た二人だが、やがてちょっとした方向性の違いや行き違いから、ゲーム製作者としても、友人としても、二人の溝は次第に深まっていく。

Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow 原書書影
(クリックすると、原書のAmazonのページにとびます)

ガブリエル・ゼヴィン(Gabrielle Zevin)
1977年生まれ。ハーヴァード大学卒。2005年『天国からはじまる物語』で作家デビュー。その後も『失くした記憶の物語』(2007)は2010年に日本で映画化もされた(映画化名「誰かが私にキスをした」)。2014年に『書店主フィクリーのものがたり』を刊行。数ヵ月にわたってニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにランクインし、40以上の言語に翻訳され、全米の図書館員が運営する<Library Reads>ベストブックに選ばれ、2016年には日本で、本屋大賞の翻訳小説部門の第1位を受賞した。2022年に発表した本作『Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow』は、サンデー・タイムズのトップ10ベストセラーに入り、Amazonの2022年のベストブックに選出され、2023年の現在も毎週ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りをしている。