小中学生のためのミステリレーベル〈ハヤカワ・ジュニア・ミステリ〉。
70年以上にわたってミステリを出版してきた早川書房が、小中学生のために選りすぐりの作品をお届けするレーベルです。

〈ハヤカワ・ジュニア・ミステリ〉は2020年からこれまでに14作品のアガサ・クリスティー作品を刊行してきました。
この14作品に引き続き、2023年6月から1カ月おきに、新たに4作品を刊行いたします。

6月の新刊は『スタイルズ荘の怪事件』。
アガサ・クリスティ―のデビュー作にして、名探偵ポアロがはじめて登場する作品です。

あらすじ

世界一の名探偵ポアロはイギリスの田舎で暮らしていた。
そんなある日、村の屋敷“スタイルズ荘”で毒殺事件が起こる。
悪い噂がある夫、金に困った息子、有名な毒物博士……屋敷には怪しい人ばかり。
とても苦い毒薬をこっそり被害者に飲ませる方法は？
毒が効くまでに時間がかかったのはなぜ？
謎だらけの事件を前に、名探偵ポアロの“灰色の脳細胞”が冴えわたる！

登場人物

大人も夢中になる永遠の名作に、ルビ（ふりがな）とイラストがついて、小学生から読めるようになりました。
小学4年生以上で習う漢字にはルビがついているので、高学年以上のみなさんにおすすめです。
翻訳は内容を省略しない完訳のため、「本物」を味わえます。

巻末には、書評家の大矢博子さんによる解説がついています。
アガサ・クリスティーはどうやって作家になったの？ カントリーハウス（田舎のお屋敷）ってなに？　などなど、作品をいっそう楽しむヒントがいっぱいです！

『名探偵ポアロ　スタイルズ荘の怪事件』は6月20日発売です。
※発売日は地域によって異なる場合があります。

今後の刊行予定

ゴルフ場殺人事件　田村義進訳（2023年８月刊）
エリート刑事ジローとポアロの推理対決

クリスマス・プディングの冒険　奥村章子訳（2023年10月刊）
短篇6 作品を収録したクリスマスにぴったりの一冊

火曜クラブ　矢沢聖子訳（2023年12月刊）
職業も年齢も違う6 人による推理合戦！　短篇13 話

読書感想文大募集中！

アガサ・クリスティー作品を親子で読んだ感想を大募集中です。
抽選で10組にオリジナル図書カードをプレゼントします。
締め切りは9月30日。ぜひご応募ください。
詳しくはnoteをチェック！