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あなたは自分の愛する人を【#食べたい食べられたい】? SF小説『ピュア』刊行記念企画のおしらせ(プレゼントあり)

小野美由紀さんによる短篇集『ピュア』は予定通り、4月16日(木)発売。電子書籍版も同時配信となります。「もしも、女性が男性を食べないと妊娠できない世の中になったら?」という表題作など、性を抱えて生きることをフィクションの形で問いかける5つの物語。

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小野美由紀『ピュア』
イラスト:佳嶋

遠い未来、地球軌道上の人工衛星で暮らす女性たちは、国を守るために子供を産むこと、そのための妊娠を義務付けられていた。ただしそれには、地上に棲む男たちを文字通り「食べる」ことが必要とされる――そんな変わり果てた世界で「普通の」女の子として生きるユミの葛藤を描き、ネット上で旋風を巻き起こした衝撃作のほか、幼馴染みの性的な変身をめぐって揺れ動く青春小説「バースデー」、未曾有の実験により12人の胎児の母となった研究者のドラマ「幻胎」など、性とともに生きる人の姿を活写する5つの物語。

【収録作】
◎「ピュア」

生きるため、子供を産むために男性を狩る女性たちの社会での恋物語。
◎「バースデー」
幼馴染だった少女がある日いきなり男に「変身」した高校生の青春譚。
◎「To The Moon」
「月人」となって記憶を失った友人との、かつての思い出を探す旅。
◎「幻胎」
父の期待に応えるため、人工子宮で12人の胎児の母となった研究者の葛藤。
◎「エイジ」
食べられるために生まれてきた男たちの悲哀。「ピュア」スピンオフ短篇

【著者】
小野美由紀
(おの・みゆき)
1985年生まれ。慶応義塾大学フランス文学専攻卒。2015年2月、デビュー作エッセイ集『傷口から人生。』(幻冬舎)を刊行。他に、絵本『ひかりのりゅう』(絵本塾出版)、旅行エッセイ『人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~』 (光文社新書)、小説『メゾン刻の湯』(ポプラ社)などがある。

★刊行記念企画エッセイコンテスト「#食べたい食べられたい」開催!

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写真:小野美由紀さん(著者)

「ピュア」は種をつなぐために男性を食べなければならなくなった世界の女性たちの話、スピンオフ作品『エイジ』は女性に食べられる運命にある男たちの側の物語です。

noteでの全文無料公開時には大きな反響を呼び、「私だったら食べる」「私は食べないかも」「食べられたくない」「嫌だけど、食べられちゃうと思う」……など、《もし、わたしたちの住む世界の生殖システムが『ピュア』と同じだったら?》という感想を多くの読者からいただきました。

今回『ピュア』単行本化を記念しまして、noteハッシュタグ企画 #食べたい食べられたい を開催します。

もし自分が「子供を作るために愛する相手を食べなければいけない」世界にいたら、あなたはどうしますか?

なんと小野さん本人が受賞者を決定!
5名様に『ピュア』のサイン本をプレゼントいたします。

食べる、と答えた方、それはどうして?
食べない、と答えた方、ほかの相手に食べられるとしても、あなたは愛する人の命を優先しますか?
または、もしも愛する人に「あなたを食べたい」と言われたら、黙って食べられますか?それとも逃げますか?

*『ピュア』の全文無料公開文、もしくは4月16日発売の書籍をお読みいただき、「ピュア」のAmazonのリンク(https://www.amazon.co.jp/dp/4152099356/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_zjVJEb7WG2SEH)を記事内にどこかに張り、作品のご感想やご自身の妄想の丈をハッシュタグ「#食べたい食べられたい」をつけて投稿してください。

投稿は5月18日(月)〆切(延長しました)。当選者には追っておしらせいたします。

「ピュア」表題作はこちらから全文無料でお読みいただけます。


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