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悲劇喜劇22年3月号(2月7日発売)   話題の戯曲2本掲載!

毎年『悲劇喜劇』3月号では、年間回顧として前年の演劇を特集しています。
今年は「2021年の演劇」について振り返るとともに、20人以上の論考を並べる批評号にしたいと考えています。
それぞれの原稿から、2021年の演劇と時代が浮き彫りになる特集を目指すと同時に、批評は今演劇が取り巻く巻く状況にどのように応答することができるのか、問いを投げかけることができればと願っています。

目次


特集=二〇二一年の演劇 現在地はどこに?


こんな劇評が読みたい 矢野誠一

感染症時代に見すえる身体の力 内田洋一

二〇二一年の歌舞伎界 児玉竜一

オリジナル作品が奮闘したミュージカル 萩尾瞳

二〇二一年の舞台芸術祭 山﨑健太


■二十人の眼差し


英国・コロナ禍で再建した絢爛な劇場 秋島百合子

空間から見た二〇二一年のパフォーミングアーツ 五十嵐太郎

「あかしtestaments」展について──豊島重之のために 内野儀

関西演劇二〇二一年の動向~アイホール存続運動、関西えんげき大賞設立~ 梅山いつき

テクネーと天然 M-1グランプリ2021における拍手のインタラクション 大岩雄典

俳優座の蘇生 大笹吉雄

距離をとって待つことについて――ARTS for the future!事業から 落雅季子

現代社会への警鐘を鳴らす作品 河合祥一郎

距離感をはかる──オンライン配信の日常化を経て 河野桃子

二〇二一年の新派──コロナ禍からの再出発 後藤隆基

コロナ禍で演劇は何を発見したか? 佐々木敦

灯を消すな── 劇場の《手前》で、あるいは? 渋革まろん

隊列は続いていく 白坂美季

簑助の引退と令和の文楽 田中綾乃

二〇二一年のミュージカル 辻佐保子

〝小さな連帯〟の林立がもたらすものは。 徳永京子

二〇二一年の宝塚 松本俊樹

二〇二一年のオペラ 森岡実穂

亡き人たちと再び会う 山口宏子


アンケート「二〇二一年の演劇界の収穫」


●対談

役者七十年 この道あの道 仲代達矢 矢野誠一

台詞が生まれるとき――『ラビット・ホール』上演を控えて 篠崎絵里子 小山ゆうな 聞き手=林尚之


●追悼

中村吉右衛門
初志を貫き通した俳優人生 小玉祥子

神田沙也加
瞬発力ある演技と澄明な歌声 小山内 伸


●批評

『ガラスの動物園』における「動物」が意味するもの──上村聡史演出『ガラスの動物園』と母の抑圧── 三宅香帆


●エッセイ

OFF‐OFF悲劇喜劇 戌井昭人

わたしの衣・食・遊・住 安藤玉恵


●連載

シーン・チェンジズ 長谷部浩の演劇夜話 長谷部 浩


第九回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞受賞作決定のお知らせ


●戯曲

『だからビリーは東京で』 蓬莱竜太

『ライフ・イン・ザ・シアター』 作=デヴィッド・マメット 翻訳=小田島恒志


●演劇時評
 みなもとごろう・祐成秀樹(第二回)

PARCO『ザ・ドクター』
風姿花伝プロデュース『ダウト~疑いについての寓話』
ホリプロ『蜘蛛女のキス』
世田谷パブリックシアター『彼女を笑う人がいても』
座・高円寺『男たちの中で』
世田谷パブリックシアター『愛するとき 死するとき』
文学座『ジャンガリアン』
千葉雅子×土田英生 舞台製作事業『徒花に水やり』
serial number『すこたん!』
TRASHMASTERS『ガラクタ』
燐光群『シアトルのフクシマ・サケ(仮)』
Bunkamura『泥人魚』


時評ニュース 第十四回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第五十六回紀伊國屋演劇賞、新刊案内など



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