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シリーズ最新刊『三年間の陥穽』(アンデシュ・ルースルンド/清水由貴子・下倉亮一訳)5/23日刊行!

北欧ミステリの真骨頂、アンデシュ・ルースルンドによる新たな傑作『三年間の陥穽』がついに登場です! グレーンス警部シリーズ最新刊で、再び元潜入捜査員ホフマンと共に三年前の事件に迫ります。

三年間の陥穽 上巻書影

〇あらすじ

子どもの人身売買を防止する団体に届いたのは、全裸で犬のリードを巻かれた少女の写真だった。グレーンス警部は、写真の手がかりを元にデンマークへ向かう。そこで明らかになったのは、ダークネットを通じた世界8カ国、21人にのぼる小児性愛者の存在だった。一斉逮捕のためには、グレーンス警部が小児性愛者を装い、ネット上でリーダーと接触する必要があった。一方、ホフマンは小児性愛者の会合に潜入するためアメリカへ向かう。グレーンス警部は世界8カ国の警察と共に、デンマークでホフマンからの連絡を待っていた。だがホフマンは、犯罪組織リーダーの狡猾な罠にはまり素性を暴かれてしまう。さらに薬をもられ、身体の自由も奪われてしまった。果たしてホフマンは、一斉逮捕の時間までに、リーダーの正体を暴くことができるのか。そして、最後にグレーンスがたどり着いた驚愕の真実とは。解説/小財 満

○本作の読みどころ

『三秒間の死角』、『三分間の空隙』、『三時間の導線』、『三日間の隔絶』のシリーズで、グレーンス警部を支えてきた元潜入捜査員のホフマンが、三年前に消えた少女の行方を追ってアメリカへ渡ります。今回、シリーズ史上最悪の潜入捜査となってしまうのですが、お読みいただければ、登場人物のビエテのように「最悪!」と叫びたくなること間違いなしです。ページをめくるごとに明かされてゆく真相はつらすぎて、「これはフィクションだから」と思いたくなりますが、実は「日本においても確実に存在する」(解説/小財 満)のです。その真相とは?
今回、ついに定年の年を迎えたグレーンス警部ですが、ネットにうといのに24時間のタイムリミットの中、慣れないSNS上で顔の見えない犯人を追うところなど、またしても「諦めない男」の面目躍如です。さらに、いままで秘められていたグレーンス警部の過去も明らかになっていきます。最新作をぜひ、お見逃しなく!

【書誌情報】

■タイトル:『三年間の陥穽』
■著訳者:アンデシュ・ルースルンド/清水由貴子・下倉亮一訳 
■本体価格:各1,500円(税抜)■発売日:2023年5月23日 
■ISBN: 9784151821653(上巻)/9784151821660(下巻)
■レーベル:ハヤカワ・ミステリ文庫
※書影等はAmazonにリンクしています。

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