見出し画像

国内&海外SFの年間1位に輝いた作品は? 『SFが読みたい!』ベストSFランキング2022発表!

毎年恒例の年間SFガイドブック『SFが読みたい!2023年版』が本日発売! 作家や書評家など、SFのプロたち約100人の投票による年間ベストSFランキングや、ベスト1作家のインタビュー&メッセージ、総勢50名の作家・評論家によるスペシャルエッセイ、2023年の各社SF刊行予定など、今年も盛りだくさんの内容となっています。本記事では特別にランキングの一部を公開します。全ランキング&詳細につきましてはぜひ本書をご覧ください!

さらに! 本書の刊行を記念したオンライントークイベント「激動の2020年代、日本SFはどこへ向かうのか」が、2月11日(土・祝)に開催されます。今回のイベントでは、10年ぶりとなる本格SF長篇『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を上梓した長谷敏司さんと、『地図と拳』第168回直木賞を受賞したハヤカワSFコンテスト出身作家の小川哲さん、同じくハヤカワSFコンテスト出身で、ファーストコンタクトをテーマとする中篇集『法治の獣』を上梓した春暮康一さんの三人が、激動の2020年代におけるSFの役割、向かうべき方向性について語り合います。
【お申し込みはこちらから!】

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ベストSF 2022[国内篇]

1『法治の獣』春暮康一/ハヤカワ文庫JA…213点
2『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』長谷敏司/早川書房…199点
3『残月記』小田雅久仁/双葉社…176点
4『地図と拳』小川哲/集英社…165点
5『新しい世界を生きるための14のSF』伴名練=編/ハヤカワ文庫JA…132点
6『獣たちの海』上田早夕里/ハヤカワ文庫JA…125点
7『まず牛を球とします。』柞刈湯葉/河出書房新社…120点
8『旅書簡集 ゆきあってしあさって』高山羽根子, 酉島伝法, 倉田タカシ/東京創元社…107点
9『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉』円城塔/集英社…104点
10『アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風』神林長平/早川書房…99点

ベストSF 2022[海外篇]

1『プロジェクト・ヘイル・メアリー(上・下)』アンディ・ウィアー
小野田和子=訳
/早川書房…549点
2『いずれすべては海の中に』サラ・ピンスカー
市田泉=訳
/竹書房文庫…248点
3『円 劉慈欣短篇集』劉慈欣
大森望, 泊功, 齊藤正高=訳
/早川書房…154点
4異常アノマリーエルヴェ・ル・テリエ
加藤かおり=訳
/早川書房…133点
5『血を分けた子ども』オクテイヴィア・E・バトラー
藤井光=訳
/河出書房新社…131点
6『NSA(上・下)』アンドレアス・エシュバッハ
赤坂桃子=訳
/ハヤカワ文庫SF…124点
7『ロボットには尻尾がない』ヘンリー・カットナー
山田順子=訳
/竹書房文庫…122点
8『ヨーロッパ・イン・オータム』デイヴ・ハッチンソン
内田昌之=訳
/竹書房文庫…118点
9『三体X 観想之宙かんそうのそら宝樹
大森望, 光吉さくら, ワン・チャイ=訳
/早川書房…117点
10『とうもろこし倉の幽霊』R・A・ラファティ
井上央=訳
/早川書房…111点


国内篇第1位に輝いたのは、ハヤカワSFコンテスト出身の春暮康一氏が、異星生物の生態とファーストコンタクトをハードに描ききった第二中篇集『法治の獣』

海外篇では、人類滅亡の危機に立ち向かう男を描いた極限のエンターテインメントとして2022年の話題をさらったアンディ・ウィアー最新作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が圧倒的支持を集め、第1位に。


もちろん2位以降の作品も傑作ばかり。『SFが読みたい!』では30位までの作品全ての読みどころガイドを掲載のほか、各投票者のアンケート詳細や、出版社・SF作家の方々のご協力による2023年の刊行予定も網羅しています。

全国の書店にて、早川書房のランキング上位作品は新帯で展開します。読み逃していたあの作品も、ぜひこの機会にお手に取ってみてください!

国内篇上位作家による刊行記念オンライントークイベントもお見逃しなく!
【お申し込みはこちらから】



みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!