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【4月25日発売】フランスで130万部突破。世界的ベストセラー小説『あなたを想う花』書影解禁

フランス発のベストセラー長篇小説、ヴァレリー・ぺラン『あなたを想う花』(高野優=監訳/三本松里佳=訳)が4月25日に発売されます。

本作はフランスで130万部を突破し、2022年には「フランス国民が選ぶ必読本25冊」のうちの一つに〈ハリー・ポッター〉シリーズなどと並んで選出されています。反響はフランス国内のみにとどまらず、2020年、ロックダウン中のイタリアで一番売れた本で、2022年にはノルウェーで一番売れた本となり、アメリカでも〈ウォール・ストリート・ジャーナル〉が選ぶベスト・ブックに選出されるなど、国際的なベストセラーとなっています。

発売まであと2週間。お待ちかねの書影を公開します!

『あなたを想う花』上
『あなたを想う花』下


装画はagoeraさん、装幀は鈴木久美さんです。表紙から裏表紙まで一枚の絵が続いています。お二人から装画・装幀にこめた想いを綴ったメッセージも届いています!

装画について──agoera

現在と過去が交錯するストーリーなので、花が現在、写真が過去を象徴するような対比を意識して描きました。読み終わった後に表紙を見返したとき、心に響くような余韻を感じてもらえればと思っています。

装幀について──鈴木久美

最後の一行を読み終えたとき、わたしの心の中に「古い写真立てと、その上に無数に散らばる花」というシーンが浮かびました。映画の予告編のような、短くてゆっくりとした映像です。長く余韻を残したその情景が忘れられず、イメージをagoeraさんにお伝えして描いて頂いたものが、今回の装画になっています。agoeraさんの絵には心地良いゆらぎがあり、見る側の心のひだにそっと寄り添ってくれる柔らかさと優しさがあります。絵を通して描かれるその柔らかな感情が、作中の登場人物たちだけでなく、読者の揺れる心にまでもきっと寄り添ってくれるのではないかと願っています。

●『あなたを想う花』書誌情報


『あなたを想う花』(上・下)
著=ヴァレリー・ぺラン
監訳=高野優
訳=三本松里佳
ご予約はこちらから!(Amazonページに飛びます)


【あらすじ】
ヴィオレットは、ブルゴーニュにある小さな町で
たったひとりで墓地管理人をしている。
彼女が住む管理人用の家の一階には、
墓地に来る人の待合室──のような空間がある。
墓参者はここで悲しみに浸り、故人との思い出を語り、
死にまつわる秘密を打ち明ける。
そして二階には、ヴィオレットだけの部屋があり
誰も踏み入ることはなかった。
彼女の過去と同じように──。
そんなある時、一緒の墓に入ると決めた男女の存在が、
彼女の人生を大きく揺るがし、
あきらめていた感情に血が通い始める。

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