天冥

累計40万部に迫る大人気シリーズ、ついに完結! 小川一水『天冥の標』シリーズ完結記念ペーパー、一部公開!(2/2)

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小川氏の『天冥の標(てんめいのしるべ)』シリーズは、累計40万部に迫る大人気シリーズ。2009年に発表した『天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ』(上・下)で幕を開けた壮大なスケールの時間・空間を舞台に紡がれる物語は、2018年12月から刊行予定の『天冥の標X 青葉よ、豊かなれ』(PART1・2・3)でついに完結を迎えます。

本ページではシリーズ既刊をまとめて紹介します。カバーイラストは富安健一郎さん、デザインは岩郷重力さんが担当されています。

(書影はAmazonにリンクしています)

■すべての始まり、そして終わり

『天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ』上・下(ハヤカワ文庫JA)

西暦2803年、入植300周年を迎える植民星メニー・メニー・シープ。臨時総督のユレイン三世は、地中深くに眠る植民船シェパード号の発電炉不調を理由に植民地全域に配電制限を強いていた。そんな中で、セナーセー市の医師カドム・セアキは《海の一統(アンチョークス)》のアクリラ・アウレーリアから謎の疫病発生の報を受ける。一方、同じく圧政に疑問を抱いていた首都オリゲネスの議員エランカ・キドゥルーは自由人の集団《恋人たち(ラバーズ)》と知りあうがユレイン三世はその大規模な弾圧を開始する。

■現代が舞台のパンデミックSF

『天冥の標Ⅱ 救世群』(ハヤカワ文庫JA)

西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は、ミクロネシアの島国パラオに向かう。そこで二人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客たちの無残な姿だった。圭伍らの懸命な治療にもかかわらず次々に息絶えていく罹患者たち。感染源も不明なまま、事態は世界的なパンデミックへと拡大、人類の運命を大きく変えていくことになる。

■太陽系を翔けるスペースオペラ

『天冥の標Ⅲ アウレーリア一統』(ハヤカワ文庫JA)

西暦2310年、小惑星帯を中心に太陽系内に広がった人類のなかでも、ノイジーラント大主教国は肉体改造により真空に適応した《酸素いらず(アンチ・オックス)》の国だった。海賊狩りの任にあたる強襲砲艦エスレルの艦長サー・アダムス・アウレーリアは、小惑星エウレカに暮らす《救世群(プラクティス)》の人々と出会う。伝説の動力炉ドロテアに繋がる報告書を奪われたという彼らの依頼で、アダムスらは海賊の行方を追うことになるが……。

■そして、性と繁殖についての考察

『天冥の標Ⅳ 機械じかけの子息たち』(ハヤカワ文庫JA)

「わたくしたち市民は、次代の社会をになうべき同胞が、社会の一員として敬愛され、かつ、良い環境のなかで心身ともに健やかに成長することをねがうものです。麗しかれかし。潔かるべし」――純潔(チェイスト)と遵法(ロウフル)が唱和する。「人を守りなさい、人に従いなさい、人から生きる許しを得なさい。そして性愛の奉仕をもって人に喜ばれなさい」――かつて大師父は仰せられた。そして少年が目覚めたとき、すべては始まる――。

■物語は6000万年前にさかのぼる

『天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河』(ハヤカワ文庫JA)

西暦2349年、小惑星パラス。地下の野菜農場を営む40代の農夫タック・ヴァンディは、調子の悪い環境制御装置、星間生鮮食品チェーンの進出、そして反抗期を迎えた一人娘ザリーカの扱いに思い悩む日々だった。そんな日常は、地球から来た学者アニーとの出会いで微妙に変化していくが……。その6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海底に繁茂する原始サンゴ虫の中で、ふと何かの自我が覚醒した。

■巨大な物語、中盤のクライマックス

『天冥の標Ⅵ 宿怨』PART1・2・3(ハヤカワ文庫JA)

西暦2499年、人工宇宙島群スカイシー3で遭難した《救世群(プラクティス)》の少女イサリは、《非染者(ジャームレス)》の少年アイネイアに助けられた。一方、太陽系世界を支配するロイズ非分極保険社団と《救世群》は互いに強硬路線を推し進める。西暦2502年、異星人カルミアンの強大なテクノロジーにより《救世群》は全同胞の硬殻化を実施、人類に対し宣戦布告。太陽系情勢は、恒星船ジニ号に乗り組むアイネイア、そしてイサリの運命をも、大きく変転させていく。

■生き延びた子らによる世界創生

『天冥の標Ⅶ 新世界ハーブC』(ハヤカワ文庫JA)

《救世群(プラクティス)》が太陽系全域へと撒いた冥王斑原種により、人類社会は死滅しようとしていた。シェパード号によって《救世群》のもとから逃れたアイネイア・セアキは、辿りついた恒星船ジニ号でミゲラ・マーガスと再会する。しかし混乱する状況のなかジニ号は小惑星セレスに墜落、かろうじて生き残ったアイネイアとミゲラは、他の生存者を求めてセレス・シティへと通信を送るのだったが――。

■別視点で描かれる、すべての始まり

『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク』PART1・2(ハヤカワ文庫JA)

閉鎖空間で意識を取り戻したイサリ。ようやく対面を果たした《咀嚼者(フェロシアン)》のミヒルは、人類との戦いが最終段階だと無慈悲に告げる――。西暦2803年、邪悪な《咀嚼者》の侵入により平和は潰え、絶望のうちに傷ついたカドムはイサリ、ラゴスらと遥かな地へ旅立つ。いっぽう新民主政府大統領になったエランカは、メニー・メニー・シープ再興に向けた苛酷な道へと踏み出す。そしてアクリラは、アウレーリア家に代々仕えるロボット・カヨとの予想もせぬ再会を果たすが――。

■ヒトたちの生存のための闘いは続く

『天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと』PART1・2(ハヤカワ文庫JA)

カドム、イサリらは、ラゴスの記憶を取り戻すべく、セレスの地表に横たわるというシェパード号をめざしていた。しかし、セレス・シティの廃墟に到達した彼らを倫理兵器の群れが襲う。そして、セレスの地表で世界の真実を知ったカドムらは、アクリラとともにメニー・メニー・シープへの帰還を果たす。そこでは新政府大統領のエランカが《救世群》との死闘を繰り広げつつ議会を解散、新たな統治の道を探っていた。いっぽうカドムらと別れ、宥和の道を探るイサリにも意外な出会いが――。


今回お見せできるのはここまで。ペーパーの全容は、「天冥の標完結記念フェア」を展開いただいている書店様にてご確認ください!(詳細はこちら

そして、いよいよ『天冥の標X 青葉よ、豊かなれ』PART1の書影を公開!





完結篇第1弾となる『天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ』PART1は、12月19日(水)刊行予定! お楽しみに!

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