【早川書房、2021年下半期最大の注目作】逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』書影を初公開!
11月17日(水)の発売日まで1か月を切った、今年のアガサ・クリスティー賞大賞受賞作、逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』。独ソ戦を舞台にした、女性だけの狙撃小隊の物語を描いた本作は、新人離れした筆力の高さにより、史上初、全選考委員から5点満点がつけられました。刊行前から各所で話題を呼んでいる本書の書影を公開します!
装画:雪下まゆ
装幀:早川書房デザイン室
鋭い視線で銃を構える主人公の狙撃兵セラフィマを描いた表紙は、イラストレーター・雪下まゆさんによるもの。浅倉秋成さん『六人の嘘つきな大学生』(KADOKAWA)や朝井リョウさん『スター』(朝日新聞出版)など話題書のカバーを多数手掛けられている新進気鋭のイラストレーターです。
雪下まゆ
アーティスト兼ファッションデザイナー。1995年生まれ。多摩美術大学デザイン学科卒業。写実的でありながら、イラストレーションならではのデフォルメやラフなタッチを残した個性的な画風で人気を集める。
装丁、音楽業界、ファッション業界などからの注目度も高く、タイアップ作品も多く手掛ける。2020年6月に自身のファッションブランド「Esth.」を立ち上げた。
表紙には主人公のセラフィマ、そして裏には狙撃訓練学校の教官であるイリーナも描いていただいています。 一枚絵も特別に公開! セラフィマとイリーナの表情が印象的ですね。思わずカバーを広げて全体で見たくなるイラストです。
発売まで1か月を切った『同志少女よ、敵を撃て』。ゲラやプルーフをお読みいただいた方々から多くの反響が既に寄せられております。刊行までもうしばらくおまちください。
●選考委員、絶賛!
アクションの緊度、迫力、構成のうまさは只事ではない。
とても新人の作品とは思えない完成度に感服。──北上次郎
復讐心に始まった物語は、隊員同士のシスターフッドも描きつつ壮大な展開を見せる。胸アツ。──鴻巣友季子
文句なしの5点満点、
アガサ・クリスティー賞の名にふさわしい傑作。──法月綸太郎
●著者について
逢坂冬馬(あいさか・とうま)
1985年生まれ。明治学院大学国際学部国際学科卒。本書で、第11回アガサ・クリスティー賞を受賞してデビュー。埼玉県在住。
●あらすじ
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。
自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。
同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?
▼Twitterでの反応をご紹介!【第一弾】
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