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【11月7日(火)発売】『甘くない湖水』(ジュリア・カミニート/越前貴美子訳)書影公開のお知らせ

11月7日(火)に早川書房から、イタリアで18万部超の小説『甘くない湖水』(ジュリア・カミニート/越前貴美子訳)を刊行いたします。イタリアの文学界で最も権威あると言われる二大文学賞、ストレーガ賞の最終候補に残り、カンピエッロ賞を受賞しています。こちらのnoteでは、漫画家の森泉岳土氏に描き下ろしていただいた絵が入った装幀を公開いたします。

装幀:須田杏菜
装画:森泉岳土
(書影をクリックするとAmazonのページに飛びます)

装画は漫画家の森泉岳土さん、装幀は須田杏菜さんです。表紙に描かれているのは、主人公の少女ガイア。貧困家庭で育った少女の成長と心に抱える闇を克明に描いた傑作小説です。是非、書店でお買い求めください。

◆あらすじ

私の母は掃除婦をしながら四人の子どもを育て、障がいを持つ夫を支えた。厳しくも誇り高い母からは、勉学に励み、正しく生きることを強要されてきた。だが私は、貧しさや不条理におしつぶされ、母の厳格さにも息苦しさを覚え、鬱積した心の闇から、次第に暴力的な衝動に駆られていくーー。湖畔の町で10代から20代を過ごした少女、ガイアの内面をつぶさに描き、カンピエッロ賞を受賞、ストレーガ賞最終候補となった傑作長篇、待望の邦訳。

◆書誌情報

タイトル:甘くない湖水
著訳者:ジュリア・カミニート/越前貴美子訳
定価:2750円(税込)
発売日:2023年11月7日(火)
判型:四六判並製

◆カバー書影

◆帯付き書影