SF界の優しきニヒリストが遺した全短篇を集成。『カート・ヴォネガット全短篇』刊行開始!
SF界の優しきニヒリスト、カート・ヴォネガット。『タイタンの妖女』『猫のゆりかご』などの傑作長篇で知られます。このたび、ヴォネガットがその84年の生涯で遺した98の短篇を収録した《カート・ヴォネガット全短篇》を隔月にて、4分冊で刊行いたします!
本日、その第一巻である『バターより銃』が刊行となりました。本短篇集は、全短篇を8つのテーマに分類し集成したものです。4分冊の第一巻には、「王様の馬がみんな……」「追憶のハルマゲドン」をはじめとする「戦争」「女」テーマの21篇が収録されています。
【収録短篇】
●セクション1 戦争
王様の馬がみんな……/孤児/人間ミサイル/死圏/記念品/ジョリー・ロジャー号の航海/あわれな通訳/バゴンボの嗅ぎタバコ入れ/審判の日(グレート・デイ)/バターより銃/ハッピー・バースデイ、1951年/明るくいこう/一角獣の罠/略奪品/サミー、おまえとおれだけだ/司令官のデスク/追憶のハルマゲドン/化石の蟻/暴虐の物語(★本邦初訳短篇)
●セクション2 女
誘惑嬢/小さな水の一滴
以降の刊行予定は以下です。
『2 バーンハウス効果に関する報告書』(11月刊)
『3 夢の家(仮)』(2019年1月刊)
『4 明日も明日もその明日も(仮)』(2019年3月刊)
【書誌情報】
『カート・ヴォネガット全短篇 1 バターより銃』
カート・ヴォネガット/大森 望=監修、浅倉久志・他=訳
カバー・イラスト:和田 誠
カバー・デザイン:川名 潤
定価2700円+税・9月19日発売・四六判上製
ISBN 978-4-15-209797-2
また、本作の発売を記念して、監修者の大森望氏、翻訳者のひとりである柴田元幸氏のトーク&サイン会が開催されます。
詳細はブックファースト新宿店HPまで!
http://www.book1st.net/event_fair/event/page1.html