祝・星雲賞受賞!! 『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』&「法治の獣」
このたびSF大会にて発表された第53回星雲賞。【日本長編部門】を長谷敏司さんの『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』が、【日本短編部門】を春暮康一さんの「法治の獣」がそれぞれ受賞しました。おめでとうございます!
第53回星雲賞【日本長編部門】
身体表現の最前線を志向するコンテンポラリーダンサーの護堂恒明は、事故で右足を失いAI制御の義足を身につける。彼は、人のダンスとロボットのダンスを分ける人間性の手続き(プロトコル)を表現しようとするが、待ち受けていたのは新たな地獄だった――。
『SFが読みたい! 2023』ベストSF2022国内篇第2位。
第53回星雲賞【日本短編部門】
『法治の獣』
惑星〈裁剣(ソード)〉には、あたかも罪と罰の概念を理解しているかのようにふるまう雄鹿に似た動物シエジーが生息する。近傍のスペースコロニー〈ソードⅡ〉は、人びとがシエジーの持つ自然法を手本とした法体系で暮らす社会実験場だった。この地でシエジーの研究をするアリスは、コロニーとシエジーをめぐる衝撃の事実を知り――戦慄の表題作に、ファーストコンタクトの光と影を描ききる傑作2篇を加えた、地球外生命SF中篇集。
『SFが読みたい! 2023』ベストSF2022国内篇第1位。