結局ChatGPTって何をしているんですか？がわかる『ChatGPTの頭の中』称賛の声続々
ChatGPTの開発元であるOpenAIのCEO、サム・アルトマンが「最高の解説書」と絶賛した『What Is ChatGPT Doing … and Why Does It Work?』。
その翻訳版である『ChatGPTの頭の中』（スティーヴン・ウルフラム、高橋聡訳、稲葉通将監訳、早川書房）が7月20日に発売されました。いま最も注目されている「人工知能」の仕組みがわかるとあって、エンジニアからSF読者まで続々反応をいただいています。
この記事では『ChatGPTの頭の中』を読んだ方の感想を紹介します。
発売当日にはなんとAmazon新書ランキング1位に！今もいろいろな書店で新書の週間売上ランキングに入っている注目の1冊です。
スティーヴン・ウルフラム『ChatGPTの頭の中』（ハヤカワ新書）がamazonの新書ランキング１位に。 pic.twitter.com/16Nv0K4qyM
— 一ノ瀬翔太 (@shotichin) July 20, 2023
エンジニアからSF読者まで話題沸騰！ 読者の感想を一挙紹介！
▼エンジニアやIT関係の読者からの反応。ChatGPTの生みの親サム・アルトマンも絶賛する中身は？
ChatGPTの頭の中読んだ。
— Yudai Yamamoto (@_yy616) July 29, 2023
計算的還元不可能性の話とくに面白かった。
そしてやたらWolfram推すなーと思っていたら筆者が開発してたらしい。
ChatGPTは、『単語』単位にリーグ戦を行い、最終的に勝った『単語(=テーマ？)』から『構文文法』⇨『意味文法』⇨『人間のフィードバックにもとずく強化学習』により、『人が好む応答』を再構築する、使い方によっては便利な道具だと思いました。
— ゆゆプロ (@yuyu_pro_) August 6, 2023
ChatGPTの頭の中 https://t.co/ZCa8HqO2Tr #Amazon
「ChatGPT の頭の中」読了。岡野原さんの「大規模言語モデルは新たな知能か」と比較すると原理よりの話が主なので一般向け、、、かどうかはなんとも言えないけど内容についてはすごく納得できるものだった。LLM のあり方みたいな話も後半でてきてよかった。
— bbz (@bbz662) July 19, 2023
第９回ハヤカワＳＦコンテスト優秀賞受賞作『サーキット・スイッチャー』著者にして、首相官邸でAIについてレクをしたニュース映像も記憶に新しい？安野貴博さんも「おもしろい」とのこと！
ハヤカワ新書さまよりスティーヴン・ウルフラム「ChatGPTの頭の中」を頂きました！ 昔から質問応答システムを開発されてきたウルフラム氏の視点がおもしろい pic.twitter.com/5wOC3jKytb
— 安野貴博 (@takahiroanno) July 18, 2023
「ChatGPTの頭の中」が面白い、ChatGPTとは何かを理解したい人におすすめ。GPTの前に、コンピュータとは何かを知ると理解が深くなると思います。ゆるコンピュータ科学ラジオのこの回がおすすめ。https://t.co/hZVPDjDpah
— KUSAKABEY｜｜ (@kusakabeyu) July 19, 2023
▼SF読者も反応！SF小説が先取りしていた人間の敵にも味方にもなる「人工知能」の仕組み。
京口屋珈琲館でランチしながら『ChatGPTの頭の中』(スティーブン・ウルフラム、稲葉通将監訳、ハヤカワ新書)読み。元になった記事を機械翻訳で苦労して読んだけど、この訳書のほうが断然読みやすい。監訳者の解説もある。この著述でようやく「GPTの処理で何がわかってないか」がつかめた。 pic.twitter.com/IAuxhimVCe
— 尻P(野尻抱介) (@nojiri_h) July 18, 2023
献本御礼。ハヤカワ新書のChatGPT本「ChatGPTの頭の中」Mathematica開発のWolframの解説。監訳は人狼知能、対話システム研究の稲葉先生。良さそう pic.twitter.com/CyghrXUNgZ
— OSAWA, Hirotaka/ 日本SF作家クラブ第21代会長/ 💙💛 (@hiroosa) July 18, 2023
しかしまあ、『ChatGPTの頭の中』、チャットGPTの思考回路がわかってるとあれに頼む内容も整理されるというものなので、あれを使う人には基本的におすすめできる書と言えます これがあるだけでもハヤカワ新書って存在意義があるなーと感じましたね
— りつ (@re2_defrost) July 20, 2023
「ChatGPTの頭の中」スティーヴン•ウルフラムhttps://t.co/quPrkZFyBq
— 中島所長 (@raptor_notice) July 20, 2023
一般人がざっくり仕組みを知るにはよい塩梅だった.ニューラルネット内でどう表現されているか,各層の役割などもWolfram alphaで(たぶん)作ったイメージ図をたくさん使っていて分かりやすい.ニューラルネットの知識はちょっと要る
「ChatGPTの頭の中」、ウルフラム先生の文章がすごく良いし、日本語訳も良い
— o_kn (@o_kn) July 19, 2023
『ChatGPTの頭の中』。約160ページで手に取り易く、「1つずつ単語をたしている」ChatGPTが次の単語を判断していく「軌跡」の例等、図も豊富でおもしろい。「統計的にもっともらしい」結果を提示するChatGPTに、第2部で言及のWolfram|Alphaで強大な計算能力による厳密さが加わればきっとすごいことに… pic.twitter.com/PweWLX346X
— Shoko Otsu『蚊が歴史をつくった -世界史で暗躍する人類最大の敵-』発売中 (@choco0727) August 20, 2023
スティーヴン・ウルフラム『ChatGPTの頭の中』（ハヤカワ新書）読了。ニューラルネットワークを基盤として、「与えられた文章の一部に続く内容を見つける」処理しかしていないが、大規模言語モデルで「たった」1750億個の重みを使うと人間にそっくりな応答ができるようになったという。
— 中野善夫 (@tolle_et_lege) August 2, 2023
ChatGPTの頭の中
— ゆ (@arukaisyain_qed) August 15, 2023
スティーヴン・ウルフラム
難解な仕組みを抽象度をあげて解説してくれるので、「こういうことなんかな？」と何となくわかっ（た気になれ）て楽しい。それでもむずいけど笑
言語の法則や脳、世界を記号的に扱えるか？ということまで拡張する内容だったのは嬉しい誤算。#読了 pic.twitter.com/0jRvmD3dNC
今をときめくChatGPTの仕組みについて、面白く読ませてくれるという声多数でした。『月は無慈悲な夜の女王』から『クララとお日さま』まで、小説に書かれてきた多種多様の人工知能。それが実際に私たちの日常生活に出現しただけでなく、その仕組みを解説する本を読む……という光景自体にSF小説の趣があるかもしれません。
書誌情報
『ChatGPTの頭の中』
著者：スティーヴン・ウルフラム
監訳：稲葉 通将
訳：高橋 聡
本体価格：960円（税込）
ISBN：978-4-15-340009-2