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2022年本屋大賞受賞! 逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

株式会社早川書房より2021年11⽉17⽇に刊⾏した逢坂冬⾺『同志少⼥よ、敵を撃て』は発売前からSNSで多くの書店員に絶賛いただき、プロの作家・書評家からも⾼く評価され、この度「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 2022年本屋⼤賞」⼤賞受賞作に選ばれました

デビュー作での受賞は2009年の湊かなえ『告⽩』以来デビューして5カ⽉という最速での快挙達成となりました。

2021年
8⽉3⽇ 『同志少⼥よ、敵を撃て』が第11回アガサ・クリスティー賞⼤賞受賞11⽉17⽇ 『同志少⼥よ、敵を撃て』発売・初版3万部
12⽉17⽇ 第166回直⽊賞候補作に
12⽉24⽇ 「キノベス!2022」 紀伊國屋書店スタッフが全⼒でおすすめするベスト30 第1位に選出

2022年
1⽉20⽇ 2022年本屋⼤賞ノミネート作に
2⽉1⽇ 第9回⾼校⽣直⽊賞候補作に
3⽉4⽇ 11万部突破
4⽉6⽇ 2022年本屋⼤賞受賞

〇推薦コメント

とうてい新⼈の⼿とは思えなかった。まず、⽂章表現には不利な戦闘シーンの描写がうまい。これは想像⼒と語彙の豊かさによってもたらされているのだが、だとすると作者は天賦の才を与えられている。(「オール讀物」3・4⽉号より)──浅⽥次郎(作家)

アクションの緊度、迫⼒、構成のうまさは只事ではない。──北上次郎(書評家)

これは武勇伝ではない。狙撃兵となった少⼥が何かを喪い、何かを得る物語である。──桐野夏⽣(作家)

復讐⼼に始まった物は、隊員同⼠のシスターフッドも描きつつ壮⼤な展開を⾒せる。胸アツ。──鴻巣友季⼦(翻訳家)

多くの⼈に読んで欲しい!ではなく、多くの⼈が⽬撃することになる間違いなしの傑作!──⼩島秀夫(ゲームクリエイター)

今だからこそなおさら読むべき本。⼀⼈の少⼥の視点を通して、戦争が⼈を壊していく様⼦がものすごい熱量で描かれている。⼈間とはなんなのか。敵と味⽅とは。この本を読んだあと、今の世界の姿が変わって⾒えた──為末⼤(スポーツコメンテーター)

衝撃的な結末にこの物語のすべてが詰まっている。──法⽉綸太郎(作家)

戦争は⼥の顔はもちろんのこと、男を含めたあらゆる性別の顔もしておらず、つまり⼈間の顔をしていないのだという事実を物語ろうとする、その志の⾼さに感服した(「オール讀物」3・4⽉号より)──三浦しをん(作家)

〇著者略歴

逢坂冬⾺(あいさか とうま)

1985年10⽉8⽇、埼⽟県所沢市⽣まれ。3歳の時に横浜に引っ越し、同地で育つ。明治学院⼤学国際学部国際学科卒。本書で、第11回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー。刊⾏後1か⽉で第166回直⽊賞候補となる。2022年4⽉に本屋⼤賞受賞。埼⽟県さいたま市在住。

〇あらすじ

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?

▽冒頭試し読みはこちら


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