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【2月21日発売】戦慄のヴィクトリア朝ミステリ『象られた闇』ローラ・パーセル 著、国弘喜美代 訳

早川書房は2024年2月21日にローラ・パーセル『象られた闇』を刊行いたします。

ローラ・パーセル『象られた闇』
翻訳:国弘喜美代
定価:4,070円(税込)
刊行日:2024年2月21日(電子版同時発売)
カバーイラスト:佳嶋
カバーデザイン:大原由衣
ISBN:9784152103086

◆あらすじ

切り絵作家のアグネスに不穏な影が迫る。
彼女に肖像画を依頼した客が、次々と謎の死を遂げているのだ。
真相解明のためアグネスが縋ったのは、11歳の霊媒師パールだった。
死者の口から犯人を聞こうと開いた 降霊会を機に二人の運命の歯車は狂い始める――

アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞最終候補となった注目作

◆みどころ

ゴシックホラーの名手ローラ・パーセルによる本書は、2022年度エドガー賞最優秀ペイパーバック賞の最終候補となった注目作です。

主人公のアグネスは切り絵で生計を立てるアーティストですが、銀板写真の登場によって依頼人は減るばかり。そんな中、追い打ちをかけるように肖像画を依頼した客が謎の死を遂げます。切り絵の頭部が皺くちゃに折れ曲がった客は頭を潰され、切り絵が水浸しになった客は溺れ死に……。

うらぶれたバースの街で起こる連続死は事件なのか、事故なのか。真相を求めるアグネスは流行の兆しを見せていた降霊会に望みをかけます。病気がちな霊媒師の少女パールの手を借り、被害者の霊から犯人を聞き出そうと試みますが……。

ほの暗く怪しい雰囲気満点のヴィクトリア朝ミステリをぜひお楽しみください。

◆著訳者情報

ローラ・パーセル 著
エセックス州在住。元書店員。2014年に歴史小説Queen of Bedlamでデビュー。その後ゴシック小説を次々と手がける。本書『象られた闇』はエドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀ペイパーバック賞の最終候補となった。

国弘喜美代 訳
大阪外国語大学外国語学部卒,翻訳家 訳書『レックスが囚われた過去に』アビゲイル・ディーン,『塩の湿地に消えゆく前に』ケイトリン・マレン,『寒慄』アリー・レナルズ,『アオサギの娘』ヴァージニア・ハートマン(以上早川書房刊)他多数


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