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映画『HELLO WORLD』の原点――野﨑まど『know』を読む
9月20日より、作家・野﨑まど氏が脚本を手掛ける映画『HELLO WORLD』が全国公開されています。
【HELLO WORLD あらすじ】
京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。
「頼む、力を貸してくれ。」
彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。
しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。(HPより引用)
世界がひっくり返る、新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。
プロデューサーの東宝・武井克弘氏がつぶやいているように、映画の原点は、2013年刊行の『know』(ハヤカワ文庫JA)でした。
【#HW製作記録 2】今日は映画『HELLO WORLD』ノベライズ本の発売日。著者で映画脚本の野﨑まどさんと初めてお会いしたのも、伊藤監督と同じ2013年10月だった。野﨑さんは同年7月に「know」(早川書房)を発表されていて、これがとんでもない傑作だったので居ても立っても居られずアプローチした格好。 pic.twitter.com/ZkdU6W5hnQ
— 武井克弘 (@takei_katsuhiro) June 21, 2019
2017年、おなじく脚本を手掛けたオリジナルテレビアニメ『正解するカド』が放送、2019年は映画『HELLO WORLD』公開、そして講談社タイガ刊行の人気シリーズ『バビロン』のアニメ化も控えています。
読むとかならず映像化したくなる、野﨑まど作品の魅力が詰まった『know』。ぜひこの機会にお楽しみください!
好評発売中『know』野﨑まど(ハヤカワ文庫JA)
超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示"に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。
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