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世界が注目する、グラフィックノベル界の新星ニック・ドルナソの最新作『アクティング・クラス』(藤井光訳)試し読み

現代社会を映し出す傑作として高い評価を受け、グラフィックノベル史上初、ブッカー賞の候補にもなり注目された『サブリナ』の著者、ニック・ドルナソ。そんなドルナソの最新作『アクティング・クラス』が刊行です。翻訳は『サブリナ』と同じく、藤井光さんです。前作では陰謀論やインターネットの闇が取り上げられましたが、今作の舞台は、夜に開催される「演技教室」。社会にうまく馴染めない10人の登場人物たちは、人生の変化を求め、この演技教室に通い始めます。そして、謎の男ジョン・スミスが指導する即興演技クラスに参加するうちに、現実と演技の境界は曖昧になっていきます。

冒頭に登場するのは、とある男女。たったいま出会ったかに見える二人ですが──。

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(書影はアマゾンにリンクしています)

『アクティング・クラス』
ニック・ドルナソ/藤井光訳
早川書房より好評発売中


■本書に寄せられた賛辞

アメリカの独特の倦怠感と薄気味悪さをとらえる手腕において右に出る者はいないことを改めて証明してみせた。──ケヴィン・バリー(『タンジール行き夜行船』作者)

この本は、芸術が私たちを変える力について教えてくれると同時に、従属することの危険についても教えてくれる。不気味で、独創的で、深い満足感をもたらす本だ──エシ・エデュジアン(『ワシントン・ブラック』作者)

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著者ニック・ドルナソの最新インタビュー記事が「POPEYE 僕にとっての、漫画のスタンダード」に掲載されています。ご興味のある方はぜひチェックしみてください!


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