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〈高校生が選ぶルノードー賞〉受賞作。「普通ではない」とみなされた女性たちを描く歴史小説『狂女たちの舞踏会』

 フランスで〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞した長篇小説『狂女たちの舞踏会(原題:Le bal des folles)』を4月に早川書房から刊行します。

●『狂女たちの舞踏会』とは

 2019年8月に刊行され、その年の〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞したフランス人作家ヴィクトリア・マスのデビュー長篇。現在フランスのみで20万部を突破し、メラニー・ロラン主演・監督で映像化も決定している注目作です。

著者:ヴィクトリア・マス
訳者:永田千奈
ページ数:240ページ
ジャンル:文芸
版型:46判 上製単行本

●内容紹介

19世紀末、パリ。19歳の少女ウジェニーは「霊が見える」と告白したために、家族に勘当されサルペトリエール精神病院に入れられた。そこでは女性の苦悩やトラウマが"狂気"と診断されていた。毎年の四旬節の中日に病院で開かれる「狂女たちの舞踏会」の夜、ウジェニーはある行動に出る――。歴史的史実を元に、男たちが制する社会の犠牲となった女性たちを描く歴史小説。

●著者について

ヴィクトリア・マス(Victoria Mas)

スクリーンショット (18)

© Astrid di Crollalanza

1987年生まれの作家、歌手ジャンヌ・マスの娘。アメリカに8年留学し、米文学の研究に加えて、映像関係の仕事にも関わる。帰国後、ソルボンヌ大学で文学の修士号を取得。小説デビュー作となる本作は、2019年度の〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞。

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『狂女たちの舞踏会』は早川書房より、4月14日に発売予定です。




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