【ゲラ読み書店員さん募集!】"無傷のままで真実を知ることはできない――" 11月刊青春連作ミステリ 酒井田寛太郎『放課後の嘘つきたち』
早川書房は2020年11月19日に、酒井田寛太郎氏の青春連作ミステリ『放課後の嘘つきたち』を文庫書き下ろしで刊行します。
『ジャナ研の憂鬱な事件簿』シリーズ(全5巻、小学館ガガガ文庫)で、ビターな青春ミステリを発表してきた酒井田氏は、今回ハヤカワ文庫初登場。
刊行に先立ち、新作のゲラをお読みいただける書店員さんを大募集しています!詳しくは本記事の下部まで!
■編集担当より
著者の酒井田寛太郎さんと出会ってもうすぐ2年が経ちます。「青春ミステリ」というスタイルが決まり、最初は順調に行っていたプロット作成や執筆でしたが、1年近く経った頃のある日、酒井田さんから「すべてイチから作り直したい」との連絡をいただきました。「この先があると思います」というそのストイックさに驚嘆したのを覚えています。さらにその後1年間何度もプロットと原稿をやり取りし、試行錯誤の末送っていただいた第一稿を読んで、「ああ、これがやりたかったのだ」と深い感慨を抱きました。
この作品に快刀乱麻を断つように謎を解く名探偵はいません。いるのは、今の/かつての私たちと変わらない等身大の高校生たち。彼らが謎を前にしてどのような決断をするのか。謎を解くとはどういうことなのか。
酒井田寛太郎さん渾身の一作をぜひ多くの読者の方に手に取っていただきたく、ぜひ書店員のみなさまのお力をお貸しいただけないでしょうか?
お忙しい中大変恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
(編集部O)
■『放課後の嘘つきたち』あらすじ
英印高校ボクシング部の寡黙なエース・蔵元修は、幼馴染で同級生の白瀬麻琴に誘われ、怪我の療養で休部するあいだ部活間のトラブル仲裁や折衝を担う部活連絡会の手伝いをすることに。とある事件を経て皮肉屋の演劇部部長・御堂慎司も加わり、麻琴経由で持ち込まれる学内の依頼解決に奔走する修と御堂だったが、その過程で、彼らは封印してきた自身の過去に向き合うことになる……。
無傷のまま真実を知ることはできない――青春の痛みと成長を綴った連作ミステリ4篇
■著者紹介
酒井田寛太郎(さかいだ・かんたろう)
第11回小学館ライトノベル大賞に応募した「翡翠と琥珀」が優秀賞を受賞、『ジャナ研の憂鬱な事件簿』と改題のうえ2017年にデビュー。著書に『ジャナ研の憂鬱な事件簿』シリーズ(全5巻、小学館ガガガ文庫)がある。青春ミステリ期待の新鋭。
■書誌情報
酒井田寛太郎『放課後の嘘つきたち』
2020年11月19日刊行予定
ハヤカワ文庫JA 本体予価800円+税
ページ数:360ページ前後(編集中)
ISBN:9784150314569
カバーイラスト:Coming soon...
カバーデザイン:Coming soon...
■申し込み・お問い合わせ先
弊社営業担当者へご連絡いただくか、下記までご連絡をお願いいたします。
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早川書房お客様係
Eメール:customer@hayakawa-online.co.jp
電話:03-3252-3111 (受付時間 平日午前10時~午後5時)
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その際、貴店名、ご担当者様氏名、番線を合わせてお知らせください。
(メールでご連絡いただく場合は、件名に「『放課後の嘘つきたち』ゲラ読みの件」とご入力ください)
どうぞよろしくお願いいたします。
(担当編集:小野寺真央)