今年の早川書房のベスト・ミステリ! 各種ランキング上位にランクインした作品をご紹介!
年末も差し迫ってきて、そろそろ一年を振り返る時期になってきました。毎年恒例の各種ミステリランキングが発表され、早川書房から刊行された作品も数多くランクインしておりました! 今回は、そんな今年の早川書房ベスト・ミステリを一挙ご紹介します! まだ読んだことがない作品があればこれを機にお手に取ってみてください。
国内篇
機龍警察 白骨街道(月村了衛)
『ミステリが読みたい! 2022』国内篇 第三位
『このミステリーがすごい! 2022』国内篇 第三位
『週刊文春 ミステリーベスト10 2021』国内篇 第七位
新型機〝龍機兵〞を導入した特捜部に新たな指令が下る。ミャンマーで確保された国外逃亡犯の引き渡しを特捜部の傭兵にやらせろというのだ。現代のインパール作戦ともいうべき作戦の元、特捜部はシリーズ最悪の死地へ……
インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー(皆川博子)
『ミステリが読みたい! 2022』国内篇 第七位
18世紀、独立戦争中のアメリカ。記者ロディは投獄された英国兵エドワード・ターナーにアシュリー・アーデン殺しについて訊ねる。彼が導き出した推理は部隊で続く不審死やスパイの存在、国家の陰謀に係るものだった……
海外篇
木曜殺人クラブ(リチャード・オスマン/羽田詩津子訳)
『ミステリが読みたい! 2022』海外篇 第三位
『週刊文春ミステリーベスト10 2021』海外篇 第四位
『このミステリーがすごい! 2022』海外篇 第八位
未解決事件の調査を趣味とする老人たちのグループ〈木曜殺人クラブ〉。一癖も二癖もあるメンバーばかりの彼らは、施設関係者の殺人事件の真相究明に乗り出すことになるが――英国で200万部突破のベストセラー・ミステリ
第八の探偵(アレックス・パヴェージ/鈴木 恵訳)
『本格ミステリ・ベスト10 2022』海外篇 第四位
『ミステリが読みたい! 2022』海外篇 第六位
『週刊文春ミステリーベスト10 2021』海外篇 第七位
『このミステリーがすごい! 2022』海外篇 第十位
探偵小説黄金時代に一冊の短篇集を刊行したのち隠遁する作家グラント・マカリスター。彼のもとを訪れた編集者ジュリアは短篇集の復刊を持ちかけるが……七つの短篇推理小説が作中作として織り込まれた、破格のミステリ!
ブラックサマーの殺人(M・W・クレイヴン/東野さやか訳)
『本の雑誌増刊 おすすめ文庫王国』海外ミステリ―篇 第一位
『本格ミステリ・ベスト10 2022』海外篇 第五位
獄中のカリスマシェフは冤罪か。それとも殺人鬼か? 刑事ポー、絶体絶命! 強烈な展開が読者を驚倒させる、ゴールド・ダガー受賞作『ストーンサークルの殺人』につづく英国ミステリ・シリーズの第二作、ついに登場
文学少女対数学少女(陸秋槎/稲村文吾訳)
『本格ミステリ・ベスト10 2022』海外篇 第三位
推理小説好きの‟文学少女”陸秋槎と、孤高の天才‟数学少女”韓采蘆の2人が数学に関わる‟作中作”の謎を解き明かす全4篇の連作短編集。後期クイーン的問題に鋭く切り込んだ、華文青春本格ミステリの新たなる傑作が登場!
悪童たち 上・下(紫金陳/稲村文吾訳)
『このミステリーがすごい! 2022』海外篇 第十一位
『週刊文春ミステリーベスト10 2021』海外篇 第十五位
優等生の中学二年生、朱朝陽(ジュー・チャオヤン)と、孤児院から脱走してきた昔馴染みの少年たちは、殺人現場をカメラに収めてしまう。彼らは殺人犯を脅迫しようとするが……衝撃の展開に息をのむ現代中国サスペンス小説
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来年の刊行予定のミステリも話題作が目白押し! どうぞお楽しみに!