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冲方丁による、現在進行形最高傑作『マルドゥック・アノニマス』最新第5巻発売
2015年に連載を開始した、マルドゥック・シリーズ最新作『マルドゥック・アノニマス』。待望の第5巻が5月26日発売になります。
■マルドゥック・アノニマス4巻までのあらすじ
『マルドゥック・スクランブル』から2年後――自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件捜査の日々を送っていた。
そんなイースターズ・オフィスに、馴染みの弁護士サムから企業の内部告発者ケネス・C・Oの保護依頼が持ち込まれる。
すぐにケネスの行方を探し始めたウフコックだったが、都市の新勢力〈クインテット〉によって新パートナーのロックと弁護士サムを惨殺されてしまう。
保護証人を失ったイースターズ・オフィスは事件不成立により調査を中断するが、ウフコックはサムの遺志を継いで〈クインテット〉への潜入捜査を開始する。
マルドゥック市の中枢部に食い込んだハンターは、共感(シンパシー)によって新興勢力を〈クインテット〉に引き入れ、戦力を拡大していく。
その様を見せつけられたウフコックは、新たな道を歩み始めたバロットには何も知らせず、対抗できる「善の勢力」を結集するため孤独に奔走する。
そして迎えたオフィスとクインテットの全面衝突の末、両陣営は多数負傷者を出し、ウフコックはハンターに拉致されてしまう。
何も知らずに友人たちとの卒業旅行から帰ったバロットは、イースターからこれまでの経緯を聞き、ウフコックの奪還を決意する。
■そしていよいよ第5巻
マルドゥック・アノニマス五巻では、対話の力が主眼となりました。その力を真の武器とするバロットの姿には、執筆中ぞくぞくさせられます。
— 冲方サミット (@ubukata_summit) May 8, 2020
バロットが築く新ファミリーの活躍とともに、「ネズミともう少女ではない彼女の物語」を、ぜひ御覧下さい。
今月二十六日発売、電子版も同日配信予定です。
マルドゥック・アノニマス5
冲方丁/イラスト:寺田克也、デザイン:岩郷重力
【内容紹介】都市のどこかに捕らわれているウフコックを探すには、まずハンターを知る必要がある。そう考えて〈楽園〉を再訪したバロットは、ハンターとオクトーバー一族の意外な過去にたどり着く。〈クインテット〉の結成以前に、彼に何があったのか? 引き続き捜索と調査を行う一方でバロットは、ストリートでの過酷な経験を経て、エンハンサーとなった少女アビーを家族に迎える準備を進めていた。かつての自分のように、信頼できる相手を求める少女を救うために。
発売に合わせて、「たがの外れた刊行記念プレゼント企画」をおこないます! 詳細は明日発表予定です。楽しみにお待ちください。
【アノニマス】
なお、5巻の続きはSFマガジン6月号でお楽しみいただけます。