
読める煉瓦発売中! ジャン゠クリストフ・グランジェ『死者の国』厚さ対決
6月6日に発売となった、ジャン゠クリストフ・グランジェの『死者の国』。なんと、〈ハヤカワ・ポケット・ミステリ〉史上最長の776頁の大作です。背幅はなんと3. 5cm、その厚さに驚く声が各所からあがっています。
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というわけで、『死者の国』といろんなものの厚さを比べてみました。
VS 500円玉
・・・『死者の国』の圧勝。
VS ローダン先輩(最新刊『さらばマスクの男』)
・・・たぶん595巻ぜんぶ並べた幅と比べたら勝てない。
VS 5月ポケミス『パリ警視庁迷宮捜査班』
・・・花の都パリ対決にも勝利
VS 去年爆発した百合(「S-Fマガジン 2019年2月号」)
・・・死者、百合を制した。
VS コピー用紙を250枚くらいはさめるゲラばさみクリップ
・・・縦幅になんとか勝利!
VS 目薬
・・・2個分でした。
VS 某コンビニのコーヒーフレッシュ
・・・ビターでノワールな『死者の国』、余裕の表情。
VS 北海道キャラメル
・・・ルスツリゾートには修学旅行で行きました。
VS みかん
・・・このあとスタッフがおいしくいただきました。もちろんみかんの方です
と、こんな厚さの『死者の国』、お家を建てたいときには煉瓦にもなりますよ。
もちろんこの本の面白さは見掛けだおしではありません。
解説の三橋曉さんいわく「底なしにも思える奈落を超高速で走り抜けるジェットコースター」、ひとたびページを開けば読み終わるまで眠れない面白さです。
次回の記事では、三橋曉さんが『死者の国』、そして著者ジャン゠クリストフ・グランジェの魅力について存分に語った解説を公開いたします。
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ジャン゠クリストフ・グランジェ/高野優監訳、伊禮規与美訳
『死者の国』
本体価格3000円+税 早川書房より好評発売中